サイゾーウーマンカルチャー女性誌レビュー「CLASSY.」の着回しコーデは、もはや宴会芸 カルチャー [女性誌速攻レビュー]「CLASSY.」4月号 男ウケ服に、男性読者が「正解すぎてびっくり」! 今月も謎の宴会芸を繰り広げる「CLASSY.」 2016/03/18 17:00 女性誌速攻レビューCLASSY. 「CLASSY.」2016年4月号(光文社) 今月号の「CLASSY.」(光文社)、特集は「これからは『モテるベーシック』の時代です!」。久々に特集に「モテ」の二文字が闖入してきました。中身は後ほど見るとして、まずは「結婚するまで着てた服、結婚してから着てる服」というページを見てみましょう。 既婚の「関西オシャレ読者」3人が、「結婚して着る服変わった~」と語る座談会……という名の全編おノロケ大会。「私は彼が『可愛いね』って褒めてくれるのがオシャレの原動力だったから、彼好みのとにかくベーシックなワンピースが多かった気がする」「結婚してから、どんどんカジュアルな服装になっていったら(中略)『嫁さんめっちゃ丸くなったな!』って言われた旦那さんが喜んでて…。やっぱり近寄りがたいより、親しみやすいお嫁さんでいたいって思ってん」「旦那さんという絶対的に信頼できる人ができたから、安心して人のためのオシャレを楽しめるようになったな」 モテの向こう側にある(エエ男との)結婚。そして結婚によって自分のファッションが変えられることこそ“幸せの証し”だと語る関西オシャレ読者。「CLASSY.」が根源的に抱えている“誰か私を変えてください”願望は、こうしていとも簡単に「結婚」と結びついていくのですね……。 <トピックス> ◎結婚するまで着てた服、結婚してから着てる服 ◎特集 これからは「モテるベーシック」の時代です! ◎“No.1にならなくていい”は本当だった ■ファッションも男性の意見も、なんの新しさもない…… 今月号の特集は、「以前から、薄々勘づいてはいたんじゃないですか?」という煽りから始まります。「そう、今ここで私たちはきちんと向き合うべきです。『行きすぎたトレンドはモテない』という事実に」。え? ええ? トレンドトレンドこなれこなれ言ってたのは「CLASSY.」さん、あなたじゃないですか! キャッチにも「トレンドを追えば追うほど男のコにホメられなくなる!?」という文字が。 みなさん覚えていらっしゃいますでしょうか、2015年12月号の着回し企画「男ウケ服だけで11月の着回しDiary」を。トレンドもこなれも個性も一切無視して、徹底的に「モテ」だけにこだわったこの企画。主人公さとみが道を歩けば男性に告られまくるという、フザけた……いや夢のようなストーリーでした。結局は10代の頃に両思いだった同級生の男のコといい感じになり、最後は「To Be Continued」で終わっていたような。あの迷作の続編が満を持して登場しています。題して「続・男ウケ服だけで3月の着回しDiary」。 12次のページ Amazon CLASSY.(クラッシィ) 2016年 04 月号 [雑誌] 関連記事 読者年齢が上がっている「CLASSY.」が、「30すぎて若さにこだわるな」と説法企画を展開「派手=品がない」「地味=女を捨てた」……男性の偏見に怯える「CLASSY.」がまさかの姉御路線UNIQLOやGAPをモテ服と紹介する「CLASSY.」のコピーが、イイ感じに狂ってる!「CLASSY.」の悩める“高学歴女子”特集で、高学歴男子が放った真っ当なひと言“1カ月で簡単に恋が成就”でおなじみ、「CLASSY.」の着回しコーデ企画に異変!