サイゾーウーマンカルチャー女性誌レビュー「CLASSY.」高学歴女子に厳しい一言 カルチャー [女性誌速攻レビュー]「CLASSY.」4月号 「CLASSY.」の悩める“高学歴女子”特集で、高学歴男子が放った真っ当なひと言 2015/03/14 16:00 女性誌速攻レビューCLASSY. 「CLASSY.」2015年4月号(光文社) 今号の「CLASSY.」(光文社)、特集は「春のオシャレはデニムがなきゃ始まらない! NO DENIM,NO LIFE!」です。今年の春はデニムが大豊作とのことで、最旬着こなしから、人気復活Gジャン活用法、こなれ力が試されるデニムのロールアップ解説など、約100ページどこを開いてもデニムデニム五劫の擦り切れ。 そんな中でも特に目を引くのが、「SNAP! “デニムでお揃い”カップルが増えています」。リードには「ペアルックがなんだか恥ずかしかったのは昔のこと。誰にとってもベーシックカジュアルの王道・デニムでなら、気取らず自然なリンクコーデが完成します」とあります。「ブランドがお揃い」「アイテムがお揃い」「ダンガリーがお揃い」などなど、おしゃれペアルックに身を包んだカップルが腕を組んだり微笑み合ったり。男性ファッションを研究し“彼っぽいファッション”に自分を同化させる、いわゆる“カメレオン女子”(※筆者命名)が「CLASSY.」内で増殖していることは以前のレビューでも書きましたが、ここで注目せざるを得ないのは、ファッションよりもその肩書。「30歳・医師/31歳・医師」「34歳・ファッションディレクター/34歳・ドラマディレクター」「30歳・公認会計士/28歳・広告代理店勤務」……職業までなんとなくペアルックじゃないですか! 春のうららかな日差しの下、お揃いのホワイトデニムをはいて街を闊歩する高収入カップルに「ジーンズは労働者のシンボルではなかったのか!!」と心の浜省が訴えるのでした。 <トピックス> ◎特集 春のオシャレはデニムがなきゃ始まらない! NO DENIM,NO LIFE! ◎ストレスフリーなデニムで3月の着回しDiary ◎女の高学歴って損ですか? ■フランス人=ニッポンカルチャー大好きという刷り込みが、そもそも…… やはり人と人とは出会うべくして出会うのです。高収入な人は高収入な人と出会い、格差がなくなることはないのです。と、SNAPページにがっくりと肩を落とす、末端プロレタリアートのみなさま(筆者含む)。ここは1つ庶民に夢と希望を与えてくれる着回しページに望みを託しましょう。「ストレスフリーなデニムで3月の着回しDiary」、今回の主人公はなんとフリーのイラストレーター。「趣味はマンガで、ガンダムとエヴァンゲリオンが特に大好き。出会いもなく、彼氏はできそうな気配もない」。このプロフィールを読んだだけでも、今後の展開に嫌な予感しかしない! 123次のページ Amazon CLASSY.(クラッシィ) 2015年 04 月号 [雑誌] 関連記事 暴言・妄言・上から目線! 「CLASSY.」がモテ言説に“男の本音”を悪用しすぎてる問題鉄オタ女子、「女子」呼称問題……遅れてきた「CLASSY.」の女子の自意識は、やはり男目線「CLASSY.」がコンサバの三種神器「ヒール・コテ・白ワンピ」を斬り捨てた!「CLASSY.」の“西海岸・東海岸男子”の具体例が究極の二択すぎる!流行は「シンクロ服」! 「CLASSY.」で学ぶ、第一線の"モテ市場"動向