サイゾーウーマンコラムベッキーという“イメージ”の実態 コラム 今井舞の「週刊ヒトコト斬り」 不倫謝罪会見で露見した、ベッキーという便利な“イメージ”の実態 2016/01/08 21:00 週刊ヒトコト斬り ――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる! 野々村議員路線もあったのに! ◎ボケを凌駕する現実 「ベッキーが不倫」。『クイズ 正解は一年後』(TBS系)で、有吉弘行が面白解答としてフリップに書いてそうなワードである。それくらい、ありえないイメージ。しかし、ベッキーもオンナだったんだなぁ。それも結構生々しく。 謝罪会見で「ファンの皆様」よりも「関係者の皆様」へのお詫びをうっかり先にして、メンタリティが露見してたが。思えばベッキー人気って、蜃気楼みたいなもんだもんなぁ。熱心なファンに支えられているというより、「嫌われる要素がなくて無難」という、イメージだけで勝ち残ってきたタレント。CM・MC・CM・MCで続いてきた永遠のしりとりに終焉が……。 「ベッキー」で喚起できるイメージって、コンセンサスが取れてて、特に芸人にとって使い勝手がよかったのに。「ベッキーじゃないんだから」「ベッキーみたいなこと言ってんじゃねーよ」等々。騒動後の有吉のツイートはさすがの一言だが、今回ばかりは救いきれないだろうな。しばらくはハレモノ扱いで誰もイジれないだろう。 騒動後のベッキーの振る舞いやいかに。AKB48の柏木由紀系・完全無視か、森泉系・うやむや路線か。森泉系かな。とりあえず今週末の『にじいろジーン』(フジテレビ系)の視聴率は上がりそうだ。 ◎ラッシャー板前はなにを思う ベッキーのディープインパクトがすごくて、消し飛んだ感があるが、神田正輝&三船美佳不倫報道もなかなかどうして。 もうここんとこずっと、ゴルフか若い女と遊ぶかしかしてない神田正輝であるが。唯一の仕事と言っても過言ではない『朝だ!生です旅サラダ』(テレビ朝日系)で、2人が雁首揃えるところ楽しみにしてたのに。裏で『にじいろジーン』とかぶってやんの。今週土曜の朝は大忙しだぁ。 ◎ゴールデン帯で主演を張る男 年始のドタバタにまぎれて「主演ふなっしー」という、すごい隙間埋めドラマが放送されていた。『ふなっしー探偵』(フジテレビ系)。爆弾魔の陰謀から1300万人の命を守れ! だって。 年末の『NHK紅白歌合戦』では、発言権さえないオワコン扱いで、ねばーる君にお株を奪われていたふなっしー。しかしやっぱり「ドラマ主演」なんてキワモノ扱いすると、映えることこの上なし。ふなっしー主演ドラマが放送されたって事実だけで、ご飯一膳いけるもの。心躍るが、見はしない。 こうなったら、今後、ふなっしーでいろんなジャンルのドラマを作ってほしいな。「これから皆さんに殺し合いをしてもらいます」と、集められたゆるキャラたちが殺し合うサバイバルアクション、着ぐるみを被ると、前の持ち主の怨念が乗り移る戦慄のホラー、ベッキーもたじろぐドロッドロの不倫モノ。相手役は大渕愛子弁護士で、R指定の梨汁ブシャーッ!! 見はしないが、心は躍る。 今井舞(いまい・まい) 週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。 最終更新:2019/05/22 16:25 関連記事 「結婚1年でスピード離婚」の道端ジェシカが成し遂げた、1つのこと退院した叶美香と姉・恭子の関係性に嗅ぎとった、姉妹に忍び寄るあの「気配」KAT-TUN・田口淳之介の退社が表す、ジャニーズアイドルたちの“過酷”な環境大沢樹生、“親子関係なし”が判明した「運命の200日」に浮かぶ物語アスリート界でお騒がせ連発の田中理恵に捧げたい、二代目◯◯の称号 次の記事 マル秘!ジャニーズ『紅白』一行情報 >