サイゾーウーマンカルチャー女性誌レビュー「nina’s」の2人目妊活は眉唾!? カルチャー [女性誌速攻レビュー]「nina’s」3月号 冷えとり、マクロビ、ツボ押し……「nina’s」のトンデモナチュラルな“2人目妊活” 2015/03/04 20:30 女性誌速攻レビューnina's 「nina’s」2015年3月号(祥伝社) 今号の「nina’s」、まずは「愛されママの交際バランス」からレビューを始めたいと思います。これは、おしゃれニナmamaたちが語る“円滑な人付き合いの極意”。「ママ友とのお付き合い編」「ママ友と上手に付き合うための極意編」「SNSのつながり編」「気を使う相手や席でのお付き合い編」などシーン別に、“ハッピー”で“愛され”なアドバイスが満載。 「真心をもって接しましょう」「ママ友の悪口は言わない」など教室の壁に貼ってもおかしくなさそうな標語が並ぶ中、興味深いのが「SNSのつながり編」。アンケートによるとニナmamaの88%がSNSを利用、その中の半数近くの人がネットを飛び出し、実際に知り合いになっている様子。「普通に過ごしてたら出会えない人と出会えるのが大きい」「子供服のことは、キッズファッションに強いママのインスタを見て学びました」など、特にインスタグラムが人気です。「インスタのフォロワーが4000人以上いるママにタグづけしてもらったら、フォロワーが急増!」「誕生日にはバースデーコメントを入れます」「フォローしている人の写真は、必ず“いいね!”」など、インスタ界で名をはせるためのマル秘テクが紹介されていました。おしゃれママとして認定されるには、おしゃれママとインスタでつながる→おしゃれママにタグづけしてもらう→おしゃれママと実際に会う→兄弟の杯(※オーガニックコーヒーなど)を交わす、という途方もない作業が必要なようです! 愛されおしゃれママたちのほんわかふんわりハッピーオーラの裏には、血眼な「いいね!」の連打があったのでした。 <トピックス> ◎愛されママの交際バランス ◎特集 素敵なママの暮らし&子育て楽しむ術! ◎そろそろ本気で2人目妊活 ■そもそも優木まおみに憧れるか、胸に手を当てて考えたい 今号の特集「素敵なママの暮らし&子育て楽しむ術!」も血眼な内容。このものすごいざっくりとしたタイトルの中に、“とにかくなんでもいいから、おしゃれママたちのことが知りたい”という「nina’s」の根源的な欲求が詰め込まれています。「めまぐるしい毎日の中でもキラキラと輝いている、素敵ママたち。その理由を探ってみると、今日からマネできそうな習慣や発想の子育て&暮らしワザがありました!」とはリードの弁。松嶋尚美、くわばたりえら常連ママタレ、「nina’s」おなじみのおしゃれママモデルやクリエイティブママたちが並ぶ中、ぐいぐいと存在感を見せつけているのがタレントの優木まおみ。「nina’s」では妊娠中から「優木まおみのママ修行中」という連載を持っており(今号で最終回)、じわじわとママタレ枠ににじり寄っていましたが、ここにきて一勝負に出たようです。考えてみたら「nina’s」ママタレは、天然(松嶋尚美)、元ヤン(木下優樹菜)、巨乳(MEGUMI)はいても、“高学歴”はまだ空きがありましたね。今回のインタビューでも“おしゃれ”“ナチュラル”に“賢さ”をぶんぶん振りまいております。 「育児の本や雑誌も読みますが、あくまで参考程度。子どもそれぞれ得意、不得意があるので目の前にいる娘の成長を一番に考えています」 「私の子育ての根本にあるのは、自分が母にしてもらったこと。『勉強しなさい!』って言われたこともなくって、『やりたいことがあるなら自分で決めなさい』っていうスタイルだったんです」 「もう少し大きくなったら子ども部屋に落書きできる黒板スペースを作る予定。落書きはダメ! って禁止するんじゃなく、OKな場所を用意してあげれば、娘も切り替えやすい気がして」 12次のページ Amazon nina's(ニナーズ) 2015年 03 月号 [雑誌] 関連記事 「nina’s」のおうち特集、子どものために秘密基地は作っても妖怪グッズはナシの歪んだ「自由」深刻な相談なのに、答えがポップすぎる「nina’s」の産後クライシス企画「nina’s」に漂う、“手間暇をかけた暮らしこそ幸せのカタチ”という強迫観念オシャレとセックスは相性が悪い!? 「nina’s」読者もセックスは子作り限定おしゃれイクメンはママが育てる、「nina’s」のパパ懐柔術は計算高い!