乳首だって所詮「肉」!

「汚乳首でサーセン!」な女に喝! 黒乳首対策の都市伝説を皮膚科医がジャッジ!

2014/03/10 21:00
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Photo by Mary Harrsch from flickr

 赤裸々トークが楽しい、女だけのぶっちゃけ飲み会。色々な悩みを語り合うのってテンションが上がりますよね! そんな飲み会の定番ネタなのが「何カップ?」という乳トーク。しかし、女子会でも打ち明けにくい、そんな切実な乳の悩みを持っている女はいませんか?

 そう、例えば「カップや形の前に、乳首が黒い」!! ジャパニーズビューティーの象徴である黒髪はブーム真っ最中だけど、黒乳首は流行の兆しも見えない、むしろ忌まわしき存在……。乳首問題に悩むあまり「漆黒の闇の中でしかヤれない」なんて人もいるはず。

 そもそも黒乳首が発生する理由は、非情にも「先天的な肌色」がほとんどだそう。だけどそれだけに、ケアで「きれいに見せる」方法はあるのだとか。ほかにもなんと、ケア方法の間違いや、ケアのやりすぎが原因で、逆に黒ずみを深めてしまうこともあるらしいので、なんとも恐ろしいですよね! 「女子力アップ」どころのレベルじゃない、とりあえず生き物として人並みになりたい女のためのガチな乳首美容法を調査。女の深部を見て30年、ちょっぴり毒舌ドクターK先生に、黒乳首解消法の都市伝説の「効く/効かない」をばっさりジャッジします。

■ガーゼでこするのはダメ! 絶対ダメ!!
湯船で乳首の皮をふやかしてから、ガーゼでこすると効くと聞きました。やった直後は、心なしか効いたような? これってどうなんでしょう?

K先生:アカスリ発の口コミ方法だね。摺ることで角質が取れて美肌になるという。しかし、ばかだね~! 色素沈着の原因第1位は「こする」なの知ってた? 顔だって、ファンデをキュッキュッとこすり落とすようにクレンジングする人とかいるけど、本当にやめた方がいい! クレンジング剤に吸わせるように、そっとなでる感覚でするのがおすすめです。そもそも顔も身体も、「洗うのさぼりがちです☆」くらいが肌にはいいよ。さらに乳首は意外に、良くも悪くも反応が良い=敏感な箇所なので、こすりすぎると顔の柔らかい部分並みに即・黒ずみます。消しゴム気分でついゴシゴシやるのわかるけどさ~。


■塩でもむのは実は悪くない!
ひじやひざの黒ずみを、たまに塩マッサージでケアしてます。乳首にも効きますかね……?

K先生:塩が効くというより、いわゆる表面にたまった不要なものを粒状のものでなじんで落とす「スクラブ方式」ね! 実はコレはある程度効果が期待できます。ちなみに塩じゃなくて市販のスクラブ入り洗顔剤でもOK。でも気をつけたいのが「潤滑油」ナシのスクラブケアは、大根おろし器で皮膚をがりがりやっちゃうのと同じくらい乱暴なこと! 塩(もしくはスクラブ入り洗顔剤)+乳液やベビーオイルなどを潤滑油にし、手のひらで混ぜてから、鶏肉に下味をつけるようにソフトにもみ込むかんじでやるのはOK。だいたい乳首も肉なんだからさ、ゴリゴリやると皮膚下の組織がケガした状態になるからね。あくまでもソフトに短時間で。さらに週に1回程度の「たまのケア」にしないと、これもこすりすぎと同じ症状になり、逆効果です。

『伯方の塩 1kg』