サイゾーウーマンコラム神林広恵「女性週刊誌ぶった斬り」「女性セブン」、ふなっしーに執着 コラム 噂の女"神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第202回】 「女性セブン」がトップ記事“ふなっしーの正体”に、異常なほどの執念 2013/12/17 21:00 女性週刊誌ぶった斬り! 「女性セブン」12月26・1月1日合併号(小学館) 第202回(12/13~17発売号より) 北朝鮮ナンバー2の張成沢・国防委員会副委員長が粛清、処刑されたのは衝撃的だった。気になるのは、あのお方。そう、金王国の“プリンス”だったはずの金正男だ。報道によると中国政府に庇護されている彼の周囲は厳重警備となり、一時はフランス留学中である正男長男の姿が消えた(その後、学生寮に戻ったとか)。北朝鮮国外で暗殺なんてことになったら一大事! である。さらに故・金正日の次男・正哲、張成沢の妻で金正恩第一書記たちの伯母・金慶喜の動向も気になる。まさに500年前の日本の戦国時代の家督争いの様相である。 1位「ふなっしーの正体! 母激白『生活力がすごい子です』」(「女性セブン」12月26・1月1日合併号) 2位「浜崎あゆみ 長瀬とマロではなく白人男性に求めたもの」(「週刊女性」1月1日号) 3位「元千代の富士も知らない タレント愛娘の深夜路チュー」(「週刊女性」1月1日号) ※「女性自身」は合併号休み 年の瀬も押し迫り、女性週刊誌も合併号の季節がやってきた。こうなると今年の総決算や、幅広いネタを扱うワイド企画が多くなってくる。やりづらい。 そんな中、笑えるのが「ふなっしー」ネタだ。今年、日本をゆるーく和ませてくれた“ゆるキャラ”だが、その中でもふなっしーは頑張った。船橋市からは非公認という不遇な生い立ちだが、2年ほど前から勝手に活動し、全国的にも認知されていったのだ。そして今回めでたく「セブン」のトップ特集に取り上げられたのだ。すごいぞ、ふなっしー! というか、こんなネタをトップにする「セブン」もすごい。 「セブン」は謎に包まれたふなっしーの“素顔”に迫りたかったらしい。もちろん被り物ではなく“中の人”の方だ。だが夢を売る“ゆるキャラ”だけあってそれは公表されていないし、そもそもディズニーではないが「人間など入っていない」というファンタジー性を大切にする世界。ふなっしーはふなっしーなのだ。ガードも固い。 そこで「セブン」はなにをしたのか。商標登録者を調べ、ふなっしーのイベント会場に行き、関係者出入り口あたりで張り込みをしたのだろう。ご苦労なことだ。そして見つけた、「ふなっしーの着ぐるみが入りそうな“大きな黒の肩掛けバック”を抱えた」男性を。着ぐるみの世界は女性が多いらしいが、激しい動きのふなっしーは男性だった。身長は165センチほどで、ちょっと小柄。でも胸板は厚くがっちりした男性である(顔にモザイクを掛けた写真あり)。 「セブン」はそのまま、男性を追う。船橋市内のバーミヤンで食事をしてなにを食べたかを確認し、自宅まで男性を尾行した。ふなっしーにかける「セブン」の熱い思いに恐ろしくなるが、ともあれ「セブン」は男性に接触した。そして誌面への出演交渉をするも、男性は「出るつもりは一切ありません」とつれない反応だったらしい。それも当然だ。だって、ふなっしーはふなっしーだから、男性はふなっしーではない(ああ、ファンタジーはややこしい)。そして、きちんとしたプロ意識の持ち主でもあったのだ。 笑えるのがその後の展開だ。あきらめられない「セブン」は男性の実家を突きとめ、横須賀に行く。実家は既に転居してしまった後だったが、さらに近所に聞き込みを続け、母親の知り合いを探し出してしまうのだ。そして知り合いを通じて母親に電話取材することに成功する。何度も言うが、本当に「セブン」はしつこい。なぜ、ふなっしーになぜそこまでの情熱を傾けるのか? そんなツッコミを何度も入れてたくなるが、電話に出た母親のテンションは、息子とは違った。 123次のページ Amazon ふなっしー 添い寝抱き枕(全長:約40cm) (千葉県船橋市 非公認ご当地キャラクター) 関連記事 矢口真里の間男“半同棲”記事からうかがえる、「真剣交際」アピールの戦術おぎやはぎ・矢作にたかるTBSと「女性自身」、“心霊”事故を仕込んだ内情風間俊介と“元ワンギャル”新妻、V6・三宅健をめぐる3つの疑惑森泉が入れ込む、 バツ2の“ちょい悪”サーファーおやじの泥沼不倫癖水谷豊のヘタレ親父ぶりが露呈した、娘への弱腰すぎる恋愛指導