サイゾーウーマンカルチャー女性誌レビュー恐るべき「STORY」教の実態 カルチャー [女性誌速攻レビュー]「STORY」11月号 読者思いのフリをして、「ママ友は敵」と洗脳! 恐るべき「STORY」教 2013/10/09 21:00 女性誌速攻レビューSTORY ■女は敷居を跨げば七人の敵あり 荒れ狂う教祖「STORY」様は、信者を恐怖の底に落とし込むこともあります。象徴的な企画が「“お忙しそうね”ってdisられたら、『微糖派ひと盛りニット』で優雅な日常」です。朝の旗振り当番や通勤、お教室、PTA会合などママ生活にありがちな場面におすすめのファッションを紹介するという主旨なのですが、各場面を「オシャレにしてないとdisられちゃう」と表現し、「お忙しそうね」は「疲れて見えるわのイヤミ」、「『お忙しそうね』なんて言われたら女失格!?」などと脅す。「ママ友=敵」という図式を無邪気に作りだしている点に、ユーモアよりも恐怖を感じます。冒頭でも書きましたように、子育て中のママは、時間的にも経済的にも体力的にも制限が多い。さらに、子どもを通してのママ友付き合いに精神的な疲れを感じている人も少なくないはず。そういう読者の弱みにつけこみ、精神的にじわじわと圧迫していく。ジョーク企画にしても笑えません。 仕事や家事が終わってホッと一息つきながら眺める雑誌がこれじゃ、疲れは増すばかり。いろいろ大変だから、否定や脅しでない、もっと前向きで元気が出るような40代がもっと楽しくなるような女性誌が読みたいと心から願ってやみません。 (亀井百合子) 前のページ123 最終更新:2013/10/09 21:00 Amazon 『STORY (ストーリィ) 2013年 11月号』 そしてお布施を払う(新しい服を買う)……と 関連記事 「自分らしさ」と「他人の目」に翻弄……「STORY」のオシャレは楽しくない!?「販売累計13,000本!」のコピーに宿る、「STORY」の生々しいバブル思想ショーパンのハードル低すぎの「STORY」に、想定40代読者=RIKACO説浮上!「STORY」に倣い、バーキンに糞取りスコップを入れる40女の美学プリプリも登場! 10周年の「STORY」が手放した“女のエグみ”と“生臭さ” 次の記事 田中聖、KAT-TUN脱退&契約解除 >