『仰天ニュース』『キャスター』永野芽郁の出演どうなる？ “スポンサーのクレーム”について元テレ朝Pが解説

2025/05/01 15:00

サイゾーウーマン編集部

『仰天ニュース』『キャスター』永野芽郁の出演シーンどうなる？スポンサーのクレームについて元テレ朝Pが解説の画像1 — 永野芽郁（写真：Getty images）

　4月24日発売の「週刊文春」（文藝春秋）に“二股不倫”が報じられた俳優の永野芽郁。5月4日には2番手を務める日曜劇場『キャスター』（TBS系、日曜午後9時）の第4話が放送されるが、ネット上では「芽郁ちゃんの出演シーンが減らされてしまう？」などと心配するファンも見られる。

永野芽郁、『キャスター』『オールナイトニッポン』に予定どおり出演

　“文春砲”の後、4月27日放送の『キャスター』に続き、同28日深夜放送のラジオ番組『永野芽郁のオールナイトニッポンX』（ニッポン放送）にも予定通り出演した永野。

　同ラジオの冒頭、永野は自身の報道について「誤解を招くような軽率な行動」だったと不倫を否定し、CM明けには番組グッズとして「芽郁丼」なるラーメン丼を作る構想を楽しそうに語っていた。

　一方、永野との不倫が報じられた田中圭も、同29日放送のバラエティ番組『家事ヤロウ!!!2時間SP』（テレビ朝日系）にゲスト出演。俳優の門脇麦とともに300円ショップを訪れ、「家事お悩み解決グッズ」を評価していた。

　ネット上では「芽郁ちゃんが通常運転で安心した」「田中圭がカットされてなくて良かった」などと安堵するファンがいる一方で、「普通に出ててびっくりした」「スポンサーからクレームは来ないのか？」といった驚きの反応も見られる。

テレビ局の判断は「『出演させるか、させないか』の二択」

　そもそも芸能人のスキャンダルが世に出た場合、出演シーンが予定していたよりも減らされるケースはあるのだろうか？

元テレビ朝日プロデューサーの鎮目博道氏は次のように語る。

「不倫などが原因で出演について判断する場合には、一般的には『出演させるか、させないか』の二択になると思います。ですので、普通は『この人を出演させると視聴者から抗議が来そう』と局側が判断した場合には、出演シーンを減らすというより、全カットの方向で進むと思います。この判断は通常プロデューサーが上司である局長や担当取締役と相談し、横並びの他局の状況も見つつ、またコンプライアンス担当部署の意見なども聞いて決めることになると思われます。

　ただ、ドラマなどでは『撮影が終了しているものを全てカットしてしまうとどうにもストーリーとして成立しない』という場合も考えられるので、そういう際には『可能な限り出演シーンをカットして減らす』という対応になる可能性もあると思います。ストーリー的にうまくその人物をフェードアウトさせる方向で脚本などを書き直して、“なるはや”で出演シーンをなくす方向にもっていき、それまでの間の経過措置として“できる限り減らす”ことで視聴者の抵抗感を減らす、ということになるのだと思います」

スキャンダル芸能人の起用、「スポンサーからクレーム」は？

　ところで、スキャンダルを起こした芸能人を起用した場合、スポンサーから局側にクレームが入ることはあるのだろうか？

「通常、視聴者から『なぜこの人物をテレビに出すのか』という抗議が局とスポンサー企業の双方に、電話やメールなどさまざまな方法で多く寄せられます。そうした視聴者からの抗議をスポンサー企業は非常に気にするのが一般的です。そうなるとスポンサー企業の広報や宣伝担当部署から直接、あるいは広告代理店を通じてテレビ局の営業部署にクレームが入るケースが多いです。

　最近ではスポンサー企業がコンプライアンス遵守の姿勢を強く打ち出すようになってきていますので、以前に比べてスポンサーから局にクレームが入るケースは非常に多くなっているというのが実情です」（前出・鎮目氏）

　とはいえ今回の騒動においては、永野や田中の所属事務所がそれぞれ不倫を否定するコメントを出している。それでも『キャスター』などへの影響はあるのだろうか。

「永野さんの場合、決定的な不倫の証拠は報道されていませんし、『誤解を招いたことは謝罪する』という姿勢を見せていますから、今後何か新しい事実が報道されるなどで世間の非難の声が一層強くならない限り、『キャスター』などのドラマへの影響はほぼないのではないかと私は思います。『キャスター』で永野さんは主役級ですし、全カットすればそもそも番組として成立しません。といって、出演シーンを減らせばそのこと自体が、まるで不倫をしたことを認めるような変なメッセージになってしまいかねないわけで、それは局も所属事務所も嫌なのではないでしょうか。

　ただ、バラエティ番組などへの今後の新規の出演や、来期以降のドラマへのキャスティングが『面倒ごとに巻き込まれたくない』という心理で減ってしまうことはあり得ます。また、週刊誌は通常『続報』を準備している可能性がそこそこ高いので、それが出るまでの間できるだけ出演シーンを減らして“なりゆきを見る”という対応を取る可能性はあるかもしれません」（前出・鎮目氏）

　5月6日放送の『ザ！世界仰天ニュース』（日本テレビ系）に出演することが予告されている永野。笑顔でコメントする姿は放送されるのだろうか。