[男性アイドル最新言行録]

Kis-My-Ft2・宮田俊哉、「不安に過ごしてた」アニメ主演への本音を吐露

2023/12/29 11:00
サイゾーウーマン編集部
オタクとしての信頼が厚いKis-My-Ft2・宮田俊哉(写真:サイゾーウーマン)

 大のアニメ好きで知られ、近年は声優業にもチャレンジしているKis-My-Ft2・宮田俊哉。先日は、来年1月13日から放送開始となるTVアニメ『カードファイト!! ヴァンガード Divinez』(テレビ東京系、以下『ヴァンガード』)の主人公・明導アキナ役を務めることが明らかになり、ファンから祝福の声が続出したものの、本人はその裏で葛藤していたようだ。

 2020年10月公開のアニメ映画『劇場版 BEM~BECOME HUMAN~』で声優に初挑戦した宮田。22年2月~23年1月までテレビ朝日系で放送されたアニメ『デリシャスパーティ・プリキュア』(・はハートマーク)では、主要キャストの一員として、菓彩ゆあん/菓彩みつきの一人二役を担当した。

 こうして着々と経験を積んできた宮田だが、アニメの主人公を演じるのは、『ヴァンガード』が初めて。放送に先駆け、12月12日には同作の制作発表会が行われ、宮田をはじめとする声優陣らが登壇。その中で、『ヴァンガード』プロジェクトの企画立案者・ブシロードの代表取締役社長・木谷高明氏が宮田の起用について熱い思いを語っていた。

 もともとトレーディングカードゲームの『ヴァンガード』だが、アニメ作品もスタートするなどメディアミックスを展開。木谷氏は16年頃に宮田の存在を知り、1年ほど前に『ヴァンガード』に興味はあるのか、本人に尋ねたことがあったとか。12日配信のニュースサイト「ORICON NEWS」の記事によると、木谷氏は「主役だから、カードゲームもプレイしてほしいと頼んだら、『ぜひやります』と引き受けてくれた」(原文ママ、以下同)と、オファーした経緯を説明。宮田はアフレコまでまだ時間があるにもかかわらず、自らデッキを購入し、マネジャーとプレイしていたという。

Kis-My-Ft2・宮田俊哉、ブシロード社長に「僕は本当に救われた」

 なお、宮田が所属するSTARTO ENTERTAINMENT(旧ジャニーズ事務所)は、創業者・ジャニー喜多川氏(19年に死去)の性加害問題の影響により、解体的出直しを図っている最中だ。こうした状況を踏まえて、木谷氏は制作発表会の場で、「Jの宮田俊哉じゃなくて、人間・宮田俊哉と僕は付き合いたいと思っていました」と明言。テレビ局が旧ジャニーズタレントの起用に消極的になっている現状を憂慮しながらも、この日の発表に至ったと述べた。


 木谷氏のコメントを受け、宮田も不安な日々を送っていたことを回顧。しかし、木谷氏に「宮田くんとこの作品を作りたい」と声をかけてもらい、「僕は本当に救われた」などと正直に語っていた。

 そんな宮田は、今月27日放送のラジオ番組『燃(萌)えよ!ラジオ』(Fm yokohama)で、制作発表会の裏側や、『ヴァンガード』出演に対する本音を吐露。木谷氏の言葉に「心を打たれた」というリスナーからのお便りを紹介した後、「舞台袖で木谷さんの話を聞いていた時に、本当に泣きそうになっちゃってさ」としみじみ告白。「俺も木谷さんの思いに真剣に応えないと、なんか失礼だな」「男としてヤダな」と感じたため、自身も制作発表の場で「本当の気持ち」を話すと決意したとか。

 しかし、宮田にとっては勇気のいる行動だったようで、「すべてを言うことがエンタメとして良いっていうふうには俺は思ってなくて。なんか、言わないエンタメ。“言わない品格”っていうのかな?」「すべてを伝えてしまうと、なんかエンターテイメントにならないだろうなって思う部分もあるから。全部を言うのはちょっと違うのかなと思ったんだけど。木谷さんがそういうことを言ってくれたから、俺もそういう話をできたんだよね」と、葛藤があった上での「本当に救われた」発言だと振り返った。

Kis-My-Ft2・宮田俊哉、アニメの主演は「なくなってもおかしくない状況だった」

 なお、前述の通り旧ジャニーズタレントの起用が敬遠されていることから、「この声優の話も、なくなってしまってもおかしくない状況だった」と宮田は回顧。

 「特にアニメってさ、やっぱ海外の人に見てもらったりとか、海外の配信サイトにのせてもらうものだから。そこで自分の声がするっていうのは、なんかあんまりたぶん、よくないかもしれないなーとかって思いながらも、すごく不安に過ごしてた」といい、「そこでね、(木谷氏から)そう言ってもらえたのはすごくうれしかったし、すごい俺も心打たれました」と激白。事務所の騒動については海外メディアも報道していただけに、視聴者のネガティブな反応を想像したのだろう。


 また、アニメ好きの宮田は声優へのリスペクトがあるからか、当初は「(主演は)ちょっと早いかな」との思いもあったとのこと。だが、木谷氏の後押しもあり、前向きな考え方に変わったそうで、

「本当にチャンスでもあるし、“ここ、絶対掴まなきゃいけないな”っていう。だから俺はね、めちゃくちゃ頑張るって決めて。今もアフレコやってますので。来年の1月13日から楽しみにしてくれたらうれしいなと思います」

 と決意を表明したのだった。

 こうしたトークを受け、ネット上では「宮田くんの口から、主演声優をやるにあたっての葛藤や覚悟が聞けて、目頭が熱くなった」「宮田くんの『言わない品格』の話はグッときた」「あらためて、『ヴァンガード』を盛り上げなきゃと思った」と、さまざまな感想が上がっている。

 宮田が主人公をどう演じるのか、まずは『ヴァンガード』の放送開始を楽しみに待ちたい。



サイゾーウーマン編集部

サイゾーウーマン編集部

芸能・ジャニーズ・美容・暮らし・カルチャーなど、さまざまな情報を独自の切り口で発信するニュースサイト

X:@CyzowomanC

Instagram:@cyzowoman

オンナを刺激するニュースブログ[サイゾーウーマン]

最終更新:2023/12/29 11:19
声優業界で宮田の評判がいい理由がよくわかる