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『ゆとりですがなにか』興行収入、岩井俊二新作上回る! 日テレ日曜ドラマ映画ランキング【2023年10月最新】

2023/10/21 15:00
サイゾーウーマン編集部
岡田将生の画像
7年ぶりにカムバックした『ゆとりですがなにか』(C)サイゾーウーマン

 岡田将生が主演を務め、松坂桃李、柳楽優弥もメイン出演する映画『ゆとりですがなにか インターナショナル』(10月13日公開)が、同16日発表の全国週末興行成績に基づく映画ランキング(興行通信社調べ、以下同)で3位にランクインした。

 2016年4月期の日本テレビ系「日曜ドラマ」枠で放送された連続ドラマ『ゆとりですがなにか』の劇場版で、どちらも宮藤官九郎氏の脚本だが、「“クドカンワールド”にハマれるか、ハマれないかで評価が分かれる作品のようだ」(映画誌ライター)という。

 アラサーで“ゆとり世代”に該当する坂間正和(岡田)と山路一豊(松坂)、道上まりぶ(柳楽)が、恋愛や社会問題に葛藤する姿が描かれた連ドラ版に対し、今回の劇場版は、30代半ばに差しかかった彼らが人生の岐路に立たされ、新たな試練に立ち向かう姿を描いている。

「全国325スクリーンで封切られ、初日から3日間の観客動員は9万3000人、興行収入は1億3400万円。同日公開された元BiSHのアイナ・ジ・エンド初主演映画『キリエのうた』が、SixTONESの松村北斗、女優の広瀬すずといった豪華キャストをそろえ、347スクリーンで上映開始したものの4位(興収1億1300万円)だったことを考えると、劇場版『ゆとりですがなにか』は大健闘したといえそうです」(同)

 同映画を鑑賞したネットユーザーからは、「リラックスして楽しめる映画」「ドラマも見てたけど、やっぱりクドカン作品は最高!」など好意的な感想が寄せられているが、「連ドラで十分。わざわざ映画にする必要あったかな?」「クドカンらしいけど、盛り上がりに欠ける」といった声も。


「ゆるい空気感、脱力感が宮藤作品の持ち味といえますが、そこにハマれない層は『イマイチ』と感じてしまうのかも。ただ、『キャストの演技力で面白くなってる』など、俳優陣を高く評価する書き込みは少なくありません」(同)

日テレ日曜ドラマ映画、最大のヒットは『今日から俺は!!』

 なお、近年の日テレ系「日曜ドラマ」枠で放送された連ドラでは、18年10月クールの『今日から俺は!!』(賀来賢人主演)、19年4月~9月まで“2クール連続放送”された『あなたの番です』(第1章は原田知世と田中圭のダブル主演、2章は田中の単独主演)、20年10月クールの『極主夫道』(玉木宏主演)、21年4月クールの『ネメシス』(広瀬すずと嵐・櫻井翔のダブル主演)も劇場版が制作・公開された。

「中でも大ヒットしたのは『今日から俺は!!劇場版』(20年7月公開)で、映画ランキングでは初登場1位を獲得。最終興収は53.7億円でした。一方、『極主夫道 ザ・シネマ』(22年6月公開)は映画ランキング初登場6位と最初からつまずき、最終興収は4.8億円。近年の日テレ系『日曜ドラマ』発の映画の中ではワーストの成績となってしまいました」(同)

 劇場版『ゆとりですがなにか』は2週目以降、成績を伸ばせるのか。そして、日テレ系「日曜ドラマ」枠の連ドラからは来年1月26日に、21年1月クールの『君と世界が終わる日に』の劇場版の公開が控えているが、『今日俺』の記録を塗り替えることはできるのだろうか。

日本テレビ系「日曜ドラマ」映画の初動(初週末3日間の興行収入)ランキング【2023年10月最新】

1位:『今日から俺は!!劇場版』(20年7月17日公開)7億8800万円


2位:『あなたの番です 劇場版』(21年12月10日公開)4億4700万円

3位:『映画ネメシス 黄金螺旋の謎』(23年3月31日公開)2億円

4位:『ゆとりですがなにか インターナショナル』(23年10月13日公開)1億3400万円

※『極主夫道 ザ・シネマ』(22年6月3日公開)不明

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最終更新:2023/10/21 15:00
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