サイゾーウーマン芸能テレビ『VIVANT』で映画のオマージュ? 芸能 夏ドラマの視聴率&本当の評判 『VIVANT』第2話、「似てる」と指摘された有名映画とは? 第1話も「オマージュか」と話題に 2023/07/24 15:18 仲宗根由紀子(エンタメライター) 視聴率男性タレント 脇役が新鮮な阿部寛(C)サイゾーウーマン 堺雅人主演のTBS系日曜劇場『VIVANT』(ヴィヴァン)。7月23日放送の第2話が世帯平均視聴率11.9%(個人7.9%/ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録し、前回の11.5%から0.4ポイント上昇した。 同ドラマは、同枠の大ヒットシリーズ『半沢直樹』などで知られる演出家・福澤克雄氏が原作を手掛けるオリジナルドラマ。阿部寛、二階堂ふみ、役所広司、嵐・二宮和也ら豪華キャスト陣、モンゴルが舞台という壮大なスケールの映像も見どころだ。 「11日発売の『女性自身』(光文社)によれば、制作費は『1話で1億円ほど』。これは、同枠で前クールに放送された福山雅治主演『ラストマン-全盲の捜査官-』の2倍ほどなのだとか。ただ、『ラストマン』第1話の世帯平均視聴率14.7%をだいぶ下回る発進となってしまいました」(テレビ誌記者) 『VIVANT』第2話のあらすじは? ※以下、『VIVANT』第2話のネタバレを含みます。 第1話では、丸菱商事のエネルギー開発事業部2課長・乃木憂助(堺)が、誤送金された9000万ドルを取り戻すため、バルカ共和国へ。この時、乃木はテロリストのアル=ザイールから「お前がVIVANTか?」と謎の言葉をかけられていた。 第2話では、「VIVANT」の意味について、警視庁公安部の捜査官・野崎守(阿部)が「別班」のことではないかと推測。この「別班」とは“自衛隊の影の諜報部隊”のことだという。 さらに、在バルカ共和国日本大使・西岡英子(檀れい)の裏切り行為に遭った乃木、野崎、医師・柚木薫(二階堂)は、またもやバルカ警察から追われる身となる。 なんとか国境を越えたい乃木たちは、野崎の協力者・ドラム(富栄ドラム)とともに、ラクダに乗って「死の砂漠」の横断を試みることに。しかし薫は、乗っていたラクダからいつの間にか姿を消していた――。 『VIVANT』視聴者の「誰にも感情移入できない」という不満を解消? 初回と同様、バルカ警察からの逃走劇が繰り広げられた第2話。ネット上では「捕まってしまうんじゃないかと、ハラハラドキドキ! スリル満点のドラマで最高」「砂漠の景色がすごくきれいで、まるで映画みたい」と好意的な声が続出。 一方、「演出は素晴らしいんだけど、民放ドラマはわかりやすいストーリーのほうがいいな」「前回からずっと逃走劇だし、正直ストーリーがよくわからない」と不満の声も一部で見られる。 「ストーリーが賛否を呼んでいるとはいえ、今期の民放ドラマで2ケタをキープしているのは『VIVANT』のみ。前回、ネット上では『登場人物の誰にも感情移入できない』と欠点を挙げる視聴者も目立ちましたが、第2話では、薫が、前回死んでしまったシングルファーザー・アディエル(ツァスチヘル・ハタンゾリグ)の婚約者であることが発覚。薫を応援する声が増えているため、この問題は解消しつつあるといえます」(同) また、映画ファンからは、複数のシーンが過去の大作映画を「真似している?」との指摘も。 第1話では、主人公らが鉄板で装甲を施した車両に乗り、検問を強行突破するシーンが山場の一つだったが、クリント・イーストウッド監督・主演の映画『ガントレット』(1977年)にもそっくりなシーンがあることから、「オマージュか?」と話題になっていた。 「第2話のラクダで砂漠を渡るシーンに関しても、デヴィッド・リーン監督の『アラビアのロレンス』(62年)を想起した視聴者は多かったよう。同映画には、いつの間にかラクダの列からいなくなった男を、主人公が1人で助けに行く展開があり、薫の姿が消えた『VIVANT』第2話のラストシーンは、これを彷彿とさせます」(同) 夏の民放ドラマで、首位を走る『VIVANT』。このまま独走状態をキープできるだろうか。 『VIVANT』第1話11.5%で夏ドラマ首位! 莫大な制作費も「つまらない」という人の言い分は? 堺雅人主演のTBS系連続ドラマ『VIVANT』(ヴィヴァン)が「日曜劇場」枠でスタート。7月16日の第1話放送後、同作を絶賛するニュースメディア記事であふれている...サイゾーウーマン2023.07.18 『VIVANT』トップも『ハヤブサ消防団』が逆転の可能性? 『転職の魔王様』はワースト入り【夏ドラマ初回視聴率ランキング】 2023年7月期の連続ドラマ(民放4局、午後8~10時台)が続々とスタート。初回視聴率ランキングでトップになったのは、世帯平均11.5%(個人7.4%/ビデオリサ...サイゾーウーマン2023.07.21 夏ドラマトップ候補は堺雅人『VIVANT』、一方業界内で「ヒットは難しい」といわれる2作品は? 2023年7月期の連続ドラマが次々とスタートを切る中、マスコミ界隈でも各局ドラマの初回の反響などに注目が集まっている。これから放送を開始する連ドラもまだまだあるが...サイゾーウーマン2023.07.12 仲宗根由紀子(エンタメライター) 芸能誌の編集を経て、現在は国内・国外ドラマレビューを中心に執筆するライター。人気俳優のインタビュー経験多数。 最終更新:2023/07/24 15:18 「ラクダより車のほうが早そう」は言うだけ野暮? 関連記事 『18/40』第2話、視聴率6.8%で微増……福原遥演じる「18歳の妊婦」めぐる議論とは?『真夏のシンデレラ』第2話、視聴率5%台も……TVerお気に入り数は『VIVANT』超え首位『VIVANT』トップも『ハヤブサ消防団』が逆転の可能性? 『転職の魔王様』はワースト入り【夏ドラマ初回視聴率ランキング】成田凌&小芝風花『転職の魔王様』は、あのドラマに「似てる」? 第1話視聴率は5.4%と低調『VS魂』終了の原因は「相葉雅紀の力不足」ではない――視聴率で『サザエさん』超えの冠番組は? 次の記事 JUMP・山田、「恋したいです」 >