[ジャニーズアイドル誌レビュー]「ポポロ」2023年8月号

Snow Man・目黒蓮、「好きな人は同じ業界じゃないほうが」発言でガチ恋ファンの命を救う【ポポロ8月号レビュー】

2023/07/01 16:00
相原かもめ(ジャニーズライター)

SixTONES・京本大我&松村北斗、あまりにもリアルなきょもほくに悶絶

 次に見ていくのは、「自撮りGP 2023夏」。ジャニーズアイドルたちがさまざまなテーマで自撮りを行い、読者投票でグランプリを決めるという恒例企画です。カメラマンの前では見せない、アイドルたちの素の表情が拝めるだけに、同企画のファンという読者も多いかと思います。

 「わちゃわちゃグループ部門」では、なにわ男子の写真が特に目を引きました。カメラを持つ道枝駿佑にフラッシュが一点集中してしまうハプニングが発生。普段から透き通るような白肌の道枝が、さらに真っ白という状態で、「ひとりだけ光合成している、なう」というタイトルがつけられていました。

 「相思相愛バディ部門」では、SixTONESの“きょもほく”こと京本大我&松村北斗がいい味を出しています。ほかのバディたちが、「ギャル」(HiHi Jets・高橋優斗&猪狩蒼弥)「あすなろ抱き」(ジャニーズWEST・重岡大毅&神山智洋)「乾杯」(SixTONES・ジェシー&森本慎太郎)といったテーマ性のあるツーショットを撮影する中、2人は何のテーマもなく、ただ横に並んでいる姿を写真に収めているのです。その表情も、松村はやや口角が上がっているように見えるものの、京本はド真顔。

 きょもほくといえば、かつては「ジャニーズ事務所公認の不仲」と呼ばれるも、近年は「雪解けした」とファンの間で話題に。今回のわちゃわちゃ感が一切ないツーショットは、あまりにもリアルなきょもほくといった感じで、該当担は悶絶必至なのではないでしょうか。

 なお同企画にはほかに「キュンキュン キュート部門」や「お色気セクシー部門」も。ジャニーズWEST・桐山照史は、後者の部門で、「いちばんセクシーな場所」と題し、浴衣からのぞく鎖骨をアピールしているのですが、鎖骨がまったく浮き出ていないという珍事が発生。これは関西人にしかわからない“お笑い”なのか……気になるところです。


HiHi Jetsの猪狩蒼弥、“おじさん構文”の使い手だった

 最後に見ていくのは、「ナツコイ フォト漫画」です。各グループのメンバー1人が女子役に扮し、ほかのメンバーとラブストーリーを演じています。リードは「ドキドキのストーリー」「胸キュンしちゃお」とやたらテンション高めですが、ベタすぎる展開がどうにもむずがゆく、演じているアイドルたちからも“照れ”が伝わってくるため、読者によっては共感性羞恥で死にそうになる企画といえるでしょう。

 筆者も共感性羞恥を覚えやすいタイプのため、読むのに苦労しました。しかしそんな中でも、クスリと笑わせてくれたのが、HiHi Jetsの猪狩。HiHi Jetsは、「ひと夏の恋ジャ終われなーい!」というタイトルで、“令和の美女”こと涼子ちゃん(橋本涼)を、ほかのメンバーがそれぞれLINEでデートに誘うというストーリーを演じているのですが、猪狩の文面はいわゆる“おじさん構文”。

「ヤッホー!!おぼえてるカナ!?」
「この前の花火大会で、急に声かけちゃってごめんネ(^^)」
「もしよかったらキミとってもカワイイからデートに行こうよ!」
「なんちって!アセアセ」

 下手に出ているようで、どこか上からな言い回し、「カナ!?」「ごめんネ」などのカタカタの使い方、そして極めつきの「アセアセ」……“おじさん構文”のお手本のような文面です。もしかしたら編集部が用意したものなのかもと思ったのですが、小さい文字で「※メールの文面は、本人考案です」と、ご丁寧にも説明が加えられており、猪狩=“おじさん構文”の使い手であることが発覚しました。

 気になって調べてみたところ、以前から猪狩は“おじさん構文”を用いたブログをアップして、ファンを楽しませていたそう。素でやっているわけではないことがわかったものの、ここまで完成度の高い“おじさん構文”を作れるセンスに脱帽しました。アイドル誌の小さなコーナーでも手を抜かず、ファンを笑わせようとする姿勢に感動した次第です。


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相原かもめ(ジャニーズライター)

相原かもめ(ジャニーズライター)

嵐・大野智をきっかけに、ジャニーズファンになったライター。ジャニーズを中心にレビュー記事や取材を行う。

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最終更新:2023/07/01 16:00
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