サイゾーウーマン男性アイドルSTARTO(旧ジャニーズ)ジャニーズツッコミ道場Sexy Zoneの苦難の歴史 男性アイドル [ジャニーズツッコミ道場] Sexy Zoneの歴史とは、苦難の歴史である――「意地でも連続1位死守」への困惑 2023/06/10 18:00 太田サトル(ライター、アイドルウォッチャー) Sexy Zone ジャニーさんに振り回され続けたSexy Zone(写真:サイゾーウーマン) 6月7日、Sexy Zoneニューアルバム『Chapter II』が発売された。 シングル、アルバムともに、デビュー以来「オリコン週間ランキング」連続1位記録を更新中なだけに、その売り上げと順位が気になるところだが、5月に発売された最新シングル「Cream」では、あわや記録ストップの危機に瀕し、追加特典が急きょ発表されたことも記憶に新しい。 「Cream」は、初日(2日付)こそデイリーで首位に輝いたが、3日~6日付までの間、1位を獲得したのはTHE RAMPAGE from EXILE TRIBEの新曲「16BOOSTERZ」だった。 セクゾ、ピンチ! である。「2011年のデビュー以来の連続1位記録が、ついに途絶えてしまうのか!?」と心がざわついた。 そんな中、6日に所属レコード会社から、「Cream」の3形態同時予約購入特典に、オンラインファンミーティングが追加されること、対象店舗での購入で告知ポスターが当たる抽選会を実施することが発表された。ファンミーティング参加のためのシリアルコード登録期間は7日いっぱい、抽選会もまた7日のみで実施され、1枚購入につき1回参加できるという。 レコード会社が、初動集計での逆転1位を獲りに来ているということは、誰の目にも明らかだ。追加特典の発表で、Sexy Zoneのファン=“セクラバ”の間にも「本当にヤバいのか」という空気が漂っていた。 このデイリーチャートの動向からの特典追加に、セクラバはすごく頑張ったのだろう。SNSでは「追いCream」報告が相次ぎ、ウィークリーチャートが発表されると、21万枚超を売り上げた「Cream」が見事1位を獲得。連続1位記録も更新される結果となった。 意地でも1位を獲る――そういう姿勢はもちろん大切なことだと思う。しかし、それはときにファン、もしかしたらメンバーにも負荷がかかることもあるだろう。 次のページ Sexy Zone、デビュー曲1位獲得のための“なりふり構わぬ”緊急握手会 123次のページ 関連記事 2011年から始まった、ジャニー喜多川氏の「Sexy」使用例に見る“業の深さ”ジャニーズファンだけがわかる、Sexy Zone・佐藤勝利のささやかで“大きな成長”セクシー、勝利、ジャニーズ……3つの呪縛に囚われるSexy Zone・佐藤勝利の“らしさ”Sexy Zoneの“男”路線の先に見える、「トンチキ男らしさ」の象徴・シブがき隊の姿振り返ることが残酷に切なさを募らせる、Sexy Zone5人の悲しいほどの眩しさ