サイゾーウーマンコラム神林広恵「女性週刊誌ぶった斬り」肝心なことは書かない女性週刊誌 コラム “噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第626回】 滝沢秀明氏、平野紫耀……ジャニーズ退社組をバッシング! 肝心なことは書かない女性週刊誌 2022/11/15 21:00 神林広恵(ライター) 女性週刊誌ぶった斬り! 「女性セブン」11月24日号(小学館)(写真:サイゾーウーマン) 下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る! 先週に引き続き女性週刊誌はジャニーズ祭り! タッキー退社にキンプリ分裂、そしてキムタクの信長まつりに中居正広の重大体調異変! でも肝心なことは、これまた先週に引き続き全然書かれていないようで……。 第626回(11/10〜11/15発売号より) 1位「滝沢秀明 8月の激昂!『贔屓と裏切り』重大事件」(「女性セブン」11月24日号) 2位「平野紫耀 キンプリ脱退!『抵抗したメンバー』『ビジネスへの野心』引き裂かれた心」(「女性セブン」11月24日号) 同「永瀬廉 キンプリ分裂で相談した『3人脱退』関ジャニ大倉忠義」(「女性自身」11月29日・12月6日合併号) 3位「加藤浩次 “ステルス排除”で『スッキリ』終了 目の前に迫る『最悪』の事態」(「週刊女性」11月29日号) 芸能界に激震が走った一連のジャニーズ騒動。そして、これを取り上げる女性週刊誌は早速、忖度体質をあらわにした。先週の「女性自身」では、退社を発表した滝沢秀明氏のスパルタ体質などを非難する記事を掲載していたが、「女性セブン」もまた同様にすごい。 まず滝沢氏の退社を“事務所は慰留”したにもかかわらず、“急転直下”の辞任劇と断じ(一部では1年前には退社の意思を伝えていたとの報道も)、滝沢氏からジャニーズJr.などへ“何の説明もない”と批判、その上で退社の理由をある2つの“挫折”に集約させている。そのひとつが滝沢氏の一部のJr.に対する“贔屓”であり、また贔屓されないJr.からのやっかみ、反発だ。 記事では8月中旬の音楽イベントで、あるJr.が発した滝沢氏への発言が紹介される。 「滝沢さんは、滝沢さんが作ったグループを推したいのはわかります。それに負けてたら、おれらは一生、上に上がれない」 この発言を滝沢氏は“自分への批判”“裏切りの告白”とも捉え、手塩にかけて育ててきたJr.との信頼関係が崩壊しかねない出来事だったと「セブン」は指摘するのだ。もうひとつの“重大事件”として滝沢氏の退社と関連づける“重大事件”も紹介される。それが8月下旬、滝沢氏が名付け親となったあるグループの単独コンサートの中止だという。着々と準備を進めたが諸事情が重なり中止となったが、この際、滝沢氏は苛立ちを隠さず、激昂。そしてこの2つの“事件”が重なり滝沢氏は“心身ともに疲弊”、そして退社という流れになったと記事は指摘する。 つまり記事では故・ジャニー喜多川氏の後継者としてジュニアの育成に力を注いできた滝沢氏だが、心血を注ぐJr.からも反発や裏切りがあったから退社を決意したと言いたいようだが、あまに稚拙な論拠じゃない? 芸能マスコミならそんなことで退社するなんて有り得ないと百も承知のはずだ。しかもこの2つの“事件”、最初の不満発言は2022年8月4日、テレビ朝日主催の「SUMMER STATION」での内村颯太の発言で、中止になったコンサートはIMPACTorsのそれだが、記事ではそれも明記されていない不自然さだ。 次のページ ジャニーズ事務所と芸能マスコミの力関係 1234次のページ 楽天 Yahoo セブンネット J’s Journey 滝沢秀明 南米縦断 4800km Blu-ray BOX -ディレクターズカット・エディションー【Blu-ray】 関連記事 King&Prince分裂とタッキー退社の原因とささやかれる“あの人”に触れない「女性自身」と「週刊女性」仲本工事さん葬儀で妻・純歌に加藤茶、高木ブー長女が激怒ーー修羅場報道からわかること小室圭さんだけでなく眞子さんにまでバッシング! 司法試験合格でも続く「週刊女性」と「女性自身」の粗探し永作博美の「国籍デマ」を夫が告発、星田英利も在日認定に反論! 芸能人の悪質デマ拡散の危険性「週刊女性」の企画、医師が食べない「ヤバ食材20」に驚き! これじゃあ、何も食べられない!