サイゾーウーマンコラム神林広恵「女性週刊誌ぶった斬り」才賀紀左衛門の巧妙なマスコミ対策 コラム “噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第612回】 あびる優と才賀紀左衛門、“親権”トラブルをめぐるメディア代理戦争のポイント 2022/08/02 21:00 神林広恵(ライター) 女性週刊誌ぶった斬り! 下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る! 「女性セブン」8月11日号(小学館)(撮影:サイゾーウーマン) 厚顔無恥とはこういうことを言う。自民党の福田達夫総務会長が旧統一教会と政治との関係について問われ「何が問題か正直わからない」だって。おじいちゃんの福田赳夫と統一教会の関係が指摘される中での発言だ。厚顔無恥でなければ、単なるアホ? さらに自民党と統一協会組織的な関係はないなどと、さかんに言い訳をする自民党政治家たちも同様だ。これほど多くの自民党政治家が統一教会と関係を持っているのだから、組織的もクソもないはずだ。 第612回(7/28〜8/2発売号より) 1位「あびる優『酔って深夜娘を…』危険動画で不安すぎる母親」(「女性セブン」8月11日号) 2位「独占キャッチ 相葉雅紀 おめでた妻と聖地ハワイ」(「女性自身」8月16日号) 3位「独占スクープ撮 水谷豊と寺脇康文『衝突の相棒』14年越し真夏の抱擁」(「女性セブン」8月11日号) 久々に芸能人元夫妻の泥沼トラブルと、それに付随したメディア代理戦争が勃発した。それが2019年に離婚が成立した、あびる優と前夫で格闘家の才賀紀左衛門の“親権”トラブルをめぐるメディア報道だ。 発端は「週刊文春」(7月28日号・文藝春秋)に掲載された、あびるの前夫への告発インタビューだった。2人は現在7歳の長女Aちゃんをもうけ、離婚時の親権は才賀側にあった。しかし、あびるは親権者変更や引き渡しを求める調停を起こし、昨年5月、親権をあびるに変更する決定が下った。にもかかわらず、才賀は子どもを渡すことなく現在に至っているというもの。さらに、あびるは前夫のモラハラやDVも告発したのだ。 一方、「文春」発売の翌週、今度は「女性セブン」が「文春」記事とあびるの主張を真っ向否定する記事を掲載した。その内容は、主に才賀の友人や元夫妻を知る関係者によるコメントで構成されているもので、あびるの酒癖と子どもへの虐待という、これまた衝撃的なものだった。 たとえば、深夜3時にあびるがAちゃんを起こして手を掴んで振り回したこと、深夜にカラオケバーに連れ出したこと、またAちゃんの体調が悪いのに放置して男友だちと飲みに行ったり、食事も満足に作らないなど、虐待やネグレクト疑惑を報じている。しかも「セブン」は証拠動画や写真などを入手していて、その一部も掲載されている。 あびる優&「週刊文春」VS才賀紀左衛門&「女性セブン」という構図の代理戦争勃発だった。さらに「セブン」同日発売の「文春」(8月4日号)にはあびるが再び登場、娘が夫に洗脳されていること、そのため娘から「あんたなんて、産んだだけのただのおばさんなんだから」と言われたことなど涙ながらに語っている。 次のページ 才賀紀左衛門の巧妙なマスコミ対策 123次のページ 楽天 Yahoo セブンネット 離婚後の共同親権とは何か 子どもの視点から考える 関連記事 雅子さまが国葬を切望!? 安倍晋三元首相の「皇室利用」に加担する女性週刊誌の報道上沼恵美子と和田アキコの確執・和解ネタに見る、芸能界「女帝」の条件広瀬すずは“超やり手で魔性の女”? 「女性セブン」が報じた驚きの新事実宮内庁の「皇族軽視」は小室夫妻のせい!? バッシングのために都合よく解釈する「女性自身」黒柳徹子とさだまさし、桑田佳祐と長渕剛、共演NGネタを報じ続ける女性週刊誌の窮状