【連載】堀江宏樹に聞く! 日本の“アウト”皇室史!!

秋篠宮さま、小室圭さんに不信感をあらわにした瞬間……金銭トラブル報道時の胸中

2022/07/30 17:00
堀江宏樹(作家・歴史エッセイスト)

秋篠宮さまが小室圭さんに不信感をあらわにした

堀江 しかもこの時、宮さまが懸念している金銭トラブルを解決させようという素振りさえないまま、小室さんは外国に留学にいくことが決定していたのでした。そういう不可解な態度に終始する小室さんに対し、秋篠宮さまが不信感をあらわにした瞬間ですね。

 また本書にいわく、「眞子内親王は、父親と結婚問題について話し合うことはなかった。加えて小室圭から国民に向けた説明がなされることもなかった」。そういう小室さんでもOKな眞子さまの男性観にも、われわれは大きな疑問を抱いたのですが、それについてはまた別の話ですね。

――小室さんにとって皇女との結婚は、旧家のお嬢さんと結婚するくらいの認識でしかないのかな、というのは感じられましたよね。

堀江 そうですね。ただ、皇女であることがどうやら窮屈でしかたなかった眞子さまにとって、そんな小室さんのフラットさは逆に心地よかったのかもしれないのですが。

 このあたりから、秋篠宮家が眞子さまの結婚にワンチームで取り組むという、かつての状況は崩壊していたこととわかります。また沈黙している眞子さま・小室さんに対し、国民の不満も爆発します。そんな中、秋篠宮さまだけが、ご自分の誕生日の会見で「やはり多くの人がそのことを納得し喜んでくれる状況、そういう状況にならなければ、私たちは、いわゆる婚約にあたる納采の儀というのを行うことはできません」などと言及なさいました。


――この発言はなかなかに衝撃でした。しかしその後、納采の儀はないまま、その他、皇女の結婚に必要な儀式もすべて執り行わないまま、眞子さんは小室さんとの結婚を強行しましたよね。

秋篠宮