【48都道府県ローカル調味料の旅】

【調味料ソムリエおすすめ】久世福商店「食べる、だし醤油」、味と香りが絶品! アレンジレシピを紹介

2022/05/12 19:00
MICHIKO(調味料ソムリエ)

――北海道から沖縄まで、それぞれの地域でロングセラーを誇るローカルな調味料や、地元に根ざした注目の調味料をピックアップ。調味料ソムリエ/野菜ソムリエ・MICHIKOさんが紹介していきます。

長野県の味:【食べる、だし醤油】

「食べる、だし醤油」140g 626 円

 今回は、「ザ・ジャパニーズ・グルメストア」をコンセプトとしたうまいものセレクトショップ「久世福商店」が販売している、ごはんのお供「食べる、だし醤油」のご紹介です。

 長野県で醤油づくり一本でやってきた老舗醤油蔵と鰹節メーカーが、久世福商店主催の取引先業者の集まる会で知り合い、それをきっかけに共同開発で生まれました。信州には、しょうゆ豆という醤油のもろみで造った郷土食があり、この伝統的な食文化を広げていきたい、という思いから、試行錯誤の上に「食べる、だし醤油」が完成。

 天然の菌が棲みついているといわれる醤油蔵で、国産大豆と国産米麹をあわせ、生醤油のたれとともに、明治2年に作られた七尺ある大きな杉桶の中で、じっくり2カ月ほど低温で熟成させて、もろみが出来上がります。このもろみに、国産米麹で追い麹をして、さらに久世福商店の風味豊かな万能だしでおなじみの静岡県焼津の花かつおを加えています。

 もろみの旨みに花かつおのだしの旨みを重ねることで、塩角も取れ、香り高く、まろやかなでうま味のある味わいに。仕込みから完成までに、約3カ月の日数がかかります。


 発酵した大豆と米麹のやさしい香り。ひと口なめれば、ほのかな甘みを感じ、ゴロゴロ入っているもろみは口の中でほぐれ、最後に花かつおの風味の余韻が残ります。醤油辛さを感じないくらいマイルドな、芳醇な味と香りが絶品です!

久世福商店【食べる、だし醬油】アレンジレシピ:生ハムとチーズの和風ピザ

 洋風具材とも合うもろみとだしで、たっぷりの旨みのピザ♪ 「食べる、だし醬油」があれば、簡単和風ピザの出来上がり♪

生ハムとチーズの和風ピザ(C)サイゾーウーマン

 

【材 料】(1枚分) 分量
生ハム 25g
モッツァレラチーズ 50g
赤いんげん豆(ドライパック) 25g
大葉 3枚
食べる、だし醬油 大さじ1.5
ピザクラスト(直径 19cm 市販) 1枚

 

材料(C)サイゾーウーマン

【作り方】
1)ピザクラストはオーブントースターで焼き色がつくまで焼き、食べる、だし醬油を全体に塗る。
2)生ハムはひと口大に切り、モッツァレラチーズと大葉は食べやすい大きさに手でちぎる。
3)1)に2)と赤いんげん豆を全体にのせる。
*食べる時に、オリーブオイルをひと回ししても。
*トーストでも。具はお好きなものでOK。


久世福商店食べる、だし醤油 140g