サイゾーウーマンコラム神林広恵「女性週刊誌ぶった斬り」悠仁さま「コピペ問題」でマスコミ忖度? コラム “噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第591回】 悠仁さま「コピペ問題」でマスコミが将来の天皇に忖度!? 後追い報道の摩訶不思議な経緯 2022/03/01 21:00 神林広恵(ライター) 女性週刊誌ぶった斬り! 下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る! 「女性セブン」3月10日号(小学館) またしても悪夢のようなことが現実化した。ロシアがウクライナ攻撃を開始したのだ。日本メディアも連日この武力攻撃について報じ、またSNSなどでも現地の悲惨な様子が伝えられている。大国の莫大な戦力と、一方的な他国への侵略、軍事攻撃など許されるはずがないが、しかし、いつになったら世界は人類は戦争という暴挙と手が切れるのだろう。暗澹たる気持ちだ。 第591回(2/24〜3/1発売号より) 1位「悠仁さま 『天皇皇后両陛下の元へ』 紀子さま強行の代償」(「女性セブン」3月10日号) 参照「悠仁さまがお答えに!受賞作のコピペ問題」(「女性セブン」3月3日号) 2位「赤川次郎 明日への窓 女性の人生を壊す性暴力を許してはならない」(「女性自身」3月15日号) 3位「松本潤 『10代からディナーを』告白 黒柳徹子と“20年交際”秘話」(「女性セブン」3月10日号) “将来の天皇”悠仁さまの進学に大きな関心が寄せられている。2月16日、筑波大学附属高等学校への合格が発表されたからだ。秋篠宮家が子どもたちを学習院以外の学校に進学させてきたのは周知のことだが、特に今回は“提携校進学制度”という不透明な制度を利用した進学ということで、“皇族の優遇”との疑惑や批判も噴出している。 女性週刊誌各誌もこの問題を扱っているが、「女性セブン」では将来の天皇教育は問題山積みの秋篠宮家ではなく、兄君でもある天皇陛下のもとで、との機運が宮内庁内にあるという仰天情報を報じている。 眞子さまの結婚問題を期に湧きあがった秋篠宮家バッシングだが、今回も特に紀子さまへの風当たりがまだまだ強い。そんな風潮を見事に反映した「セブン」の紀子さま批判とも言える特集記事だが、悠仁さまの進学問題と同時に、先週から話題になっていることがある。 それが悠仁さまのコピペ問題だ。悠仁さまが昨年3月「第12回子どもノンフィクション文学賞」で佳作を受賞したのだが、その作文にほかの著作物、文章と酷似した箇所が複数あったという問題だ。 そして何を隠そう、この問題をスクープしたのが先週(2月17日発売)の「セブン」だった。「セブン」は先週号で、悠仁さま作文と酷似した文章を並べて詳細を検証、そして宮内庁にも事実関係を確認しているのだが、そこで宮内庁は参考文献の記載漏れがあったことを認めたのだ(意図的な盗用は否定)。 さらに宮内庁は「セブン」に対し「ご指摘に感謝します」とお礼まで言っている。これは異例の対応だというが、ともあれ「セブン」の立派なスクープ記事である。しかしこの報道、なんだか摩訶不可思議な経緯をたどっている。 次のページ 将来の天皇に忖度? 大手マスコミが問題を矮小化か 1234次のページ Yahoo 紀子さまの育児日記 中古書籍 関連記事 田原俊彦のビッグマウス、藤あや子60歳のセミヌード、石原慎太郎氏の婚外子と遺産……女性週刊誌は「昭和」が元気!千葉真一氏の死をめぐる「週刊女性」と「フライデー」、“矛盾がいっぱい”の代理戦争東出昌大、「事務所退所」報道は誤報!? 確証なき「週刊女性」記事の不可解愛子さまの結婚相手、氷川きよしの活動休止、南果歩と元夫の再会……女性週刊誌記事に見る有名人の「プライバシー問題」内村航平、実母のモラハラ報道反論で明らかになった「嫁姑問題」と危惧される体操界の「不祥事」