【管理栄養士が厳選「ズボラ飯」のススメ】

マクドナルド「フライポテト」一時販売休止、サイドメニューはなに選ぶ ? ファストフードでプロが選ぶ「おすすめメニュー」

2022/01/28 21:00
猪坂みなみ(管理栄養士)

「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、管理栄養士・猪坂みなみ先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。

マクドナルド・モス・フレッシュネス、ポテトの違いとは?

マクドナルド「フライポテト」一時販売休止、サイドメニューはなに選ぶ ? ファストフードでプロが選ぶ「おすすめメニュー」の画像1
Wikipediaより

 昨年末、マクドナルドは人気メニュー「マックフライポテト」のMサイズ、Lサイズの販売を一時休止し、Sサイズのみにするというニュースが飛び込み、日本中のマクドナルドファンに衝撃を与えました。今年に入って一時的にM、Lサイズの販売を再開したものの、1月9日から約1カ月ほど、再びSサイズのみの販売になるといいます。

 ポテトの輸入遅延に伴う一時的な措置のようですが、このニュースを受けて「ポテトの代わりに何を頼もう?」などと、ネット上では改めて“ファストフードのサイドメニュー”に注目が集まっている様子。そこで今回は、ファストフード店の「フライドポテト」にまつわる豆知識や、サイドメニューが豊富な「マクドナルド」「モスバーガー」「フレッシュネスバーガー」3店の栄養面から見たおすすめサイドメニューを、猪坂先生に聞いちゃいました!

――ファストフードのフライドポテトは、いろいろな形のものがありますよね。「マクドナルド」は細長いですが、「モスバーガー」や「フレッシュネスバーガー」は太め。栄養面にも違いはあるのでしょうか?

猪坂みなみ先生(以下、猪坂) メインとセットで食べるサイドメニューや、単品で軽食としても人気のフライドポテト。もちろん、形状ごとに違いがありますよ。「マクドナルド」などで見る細長いポテトは、一般的に1グラムあたりの本数が増えるので、表面積も大きくなります。揚げる際に油をたくさん吸収しやすいという特徴もあるため、含まれている脂質が多く、高カロリーになっているケースが多いです。


 逆に、「モスバーガー」や「ケンタッキー」などで見るポテトは、太くて短いので1グラムあたりの本数が減って表面積が小さくなり、吸油量も少なくなります。その分、細長いポテトよりも脂質の含有量が減るので、健康が気になる方は太めのポテトを選んだほうがいいと思います。

 また、「フレッシュネスバーガー」などの皮つきポテトと、皮なしのポテトを比べると、皮つきのほうが食物繊維を多く含むように思えますが、実際にはそこまで大きな差はありません。なので、皮の有無は好みで決めても問題ないでしょう。

――ほかに、特徴的なフライドポテトを販売しているお店はありますか?

猪坂 「サブウェイ」のポテトは気になりますね。一般的にファストフードのポテトは、工場で一度揚げてから冷凍したものを、店舗でもう一度揚げているため、“揚げる”という工程が少なくとも2回入ることになります。しかしサブウェイの場合は、店舗では油で揚げずにオーブンで焼いている分、脂質も少なめ。ヘルシー志向な人におすすめしたいです。

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