サイゾーウーマンコラム神林広恵「女性週刊誌ぶった斬り」渡部建が復帰できない理由 コラム “噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第582回】 渡部建、不倫騒動から1年半たっても復帰できない理由――ほかの“芸能人不倫男”たちとの違いとは? 2021/12/14 21:00 神林広恵(ライター) 女性週刊誌ぶった斬り! 復帰できない理由はゲスな不倫だったからだけではない その理由はひとつだろう。それは渡部の行為が飛び抜けてゲスな不倫だったからだけではない。渡部の行為が、たんなる不倫ではなく、女性に対する性的搾取、そしてハラスメントだったからにほかならない。公衆トイレ(六本木ヒルズの多目的トイレ)に呼び出し、女性を人間としてでなく、“性のはけ口”“奴隷”として扱った。つまり女性に対する差別という大きな問題が内包されていた。 もちろん当時、渡部不倫を扱ったメディア、特にワイドショーはそうした視点での報道はほとんどなかったが、しかし、そのことは潜在的に意識していたのだろう。簡単に渡部を復帰させれば、自分たちにも火の粉が降ってくる可能性がある。そのくらいの認識はあったのだろう。それは『ガキ使』騒動でも証明された。しかも渡部はこれまでインタビューでも会見でも相手女性に対して謝罪していない――。 不倫発覚から1年半、そんな渡部の近況を報じた「週女」だが、「渡部は少しずつ、家族との幸せな日常を取り戻しつつあるようだ」なんて陳腐な結論で記事を終わらせるのではなく、これを機に改めて、この渡部不倫を女性差別問題としてきちんと議論するべきだろう。 次のページ “熱愛記事”が出た俳優・浅香航大、「週女」直撃への対応が素敵 前のページ123次のページ 楽天 Yahoo セブンネット ホメ渡部!「ほめる奥義」「聞く技術」 関連記事 坂上忍『バイキング』も消滅させられる? 政権批判の番組が減少、骨太コメンテーターの降板も続くテレビ業界米倉涼子、Netflixドラマ『新聞記者』のギャラ1話800万円は当然? いわくつき作品主演への期待菅田将暉と小松菜奈の結婚が象徴するモノとは? 払拭されつつある日本芸能界の“論理”細木数子の遺産15億円、小林亜星は4億円、瀬戸内寂聴は……? 昭和・平成の“偉人”たちの遺産、それぞれの行方「マッチはどうでもいい」? 近藤真彦の復帰コンサート報道に見る、ジャニーズ事務所の変化