サイゾーウーマンコラム日本のアウト皇室史小室夫妻は皇室伝統的に「普通」 コラム 【連載】堀江宏樹に聞く! 日本の“アウト”皇室史!! 小室夫妻は歴史的には普通? 皇室に存在した“皇族のルールブック”にみる「結婚の教え」 2021/12/04 17:00 堀江宏樹(作家・歴史エッセイスト) 日本のアウト皇室史 「皇族はスーパースター」と語る歴史エッセイストの堀江宏樹さんに、歴史に眠る破天荒な「皇族」エピソードを教えてもらいます! 10月26日に行われた眞子さんの会見(C)gettyimages ――日本中の多くの人々が反対する中、小室圭さんとの結婚を果たした小室眞子さん。皇族が重んじるべき「公」と「私」のバランスが崩れてしまっているとの批判が噴出しました。 堀江宏樹氏(以下、堀江) 結婚報告の会見で、眞子さんは国民による批判を事実無根の誹謗中傷だと繰り返し、カメラを見る目は怒りに満ちているような、泣きそうに見える瞬間もあり、終始不安定なご様子でした。尋常な結婚報告会見とは絶対にいえない空気でしたよね。 ――結婚前にはご両親と大きな声で怒鳴り合っているという報道も再三ありました。 堀江 不気味なのは、こうした記事が出ても、宮内庁のホームページでは具体的な反論や訂正が一切されないままだったことかもしれません。結婚会見で自分の言葉ではなく、紙に書かれた文章を読み上げるだけだったのも、ご本人にしゃべらせるのはまずいという周囲の判断だったのではないでしょうか。 ――眞子さんが感情に支配され、あらぬことを口走ってしまうことを食い止めたかったということですか? 堀江 そうです。そんな彼女の傍らで、圭さんは彼女の主張を肯定しつづけ、微笑んでさえいたような……。あれにはビックリしました。眞子さんにとって、圭さんは“頼るべき夫”というより、白いものを黒いとさえ言わせられる存在。ほしい言葉を常にかけてくれるスタッフに近いのではないでしょうか……。 ――スタッフ……ですか。 堀江 はい。「最後の文豪」として知られる谷崎潤一郎の代表作に『春琴抄(しゅんきんしょう)』という小説があります。強気でワガママなお嬢様・琴(こと)に付き従い、何があっても彼女をひたすら肯定し続ける使用人・佐助との異様な関係を描いているんですね。琴は病で目が見えないので、彼女の手足として佐助が一心に働き、最終的には自分の目も針で突いて失明、彼女と同じ闇の世界に落ちていく……というダークな話です。 圭さんがそこまで献身的だとは思えないところもありますが、佐助に依存している琴の姿には、周囲が見えなくなってしまっている眞子さんにかぶるところがありました。 ――弁護士浪人で事務員の小室さんとしては、預貯金1億円超えとされる眞子さんに経済的に依存し、マンハッタンの高級住宅街で生活せざるを得ないようです。先日は、眞子さんを家に残し、パブでお友達と飲み会してる様子が報じられました。 堀江 お金の面の心配事は、眞子さんの配偶者だから“支持者”がなんとかしてくれているのかもしれません。借金もあるはずなのに、相談料だけでも1時間で1.1万円にもなる弁護士を雇用し続けているんですよね……。 次のページ 生活レベルの助言も含む、皇族としての生き方をを説く“ルールブック” 1234次のページ Yahoo 秋篠宮家25年のあゆみ 関連記事 昭和天皇の娘がタバコ屋に!? 夫は年収200万円? 一般人と結婚した皇女6人、知られざる「その後」と日常生活「本当に嘆かわしい」宮内庁のあり得ない失態……眞子さま&小室圭さんに「まるで手放し」の姿勢が問題だった昭和天皇の娘、“月収20万円”サラリーマンと結婚で皇室人気上昇! 「逆に好印象」だったお相手の経歴とは?皇族で1億円以上支給されても「お金がない」!? サラリーマンと結婚した“プリンセス妻”、特売品と内職の生活だった?皇室から「手切れ金」が支払われた可能性? 婚約発表で“元カレ”が「結婚させてくれ」と申し入れ、プリンセスに大問題勃発!