サイゾーウーマンコラムオンナ万引きGメン日誌AI技術 VS ベテラン万引きGメン コラム オンナ万引きGメン日誌 最先端AIの目は万引き犯を見つけられるのか? ベテランGメンとの対決の結果はいかに―― 2021/10/23 16:00 澄江(保安員) オンナ万引きGメン日誌 写真ACより こんにちは、保安員の澄江です。 昨今、どこのお店に入っても万引き被害が増えたと実感しておられるようで、いかに防止するかということに頭を悩ませています。捕まえることのリスクを鑑みて、見て見ぬふりをする商店も散見され、もはや泥棒天国といっても過言ではない状況にある店もあるほどです。そうした状況に目をつけた防犯機器会社の一部は、AIによる不審者検知システムなどを激しく売り込み、多くのお店でモニター設置をするなど販路拡大に努めておられます。今回は、動作認証機器をモニター使用している最中の現場で過ごした一日について、お話ししたいと思います。 当日の現場は、関東近県の街道沿いに位置する大型総合スーパーK。食品を中心に、衣類や日用品、玩具、ペット用品まで、幅広い品目を扱う巨大店舗です。上階には子ども服専門店、隣には大型ホームセンターが設置されているため、敷地内に広大な駐車場を有しており、休日には周辺が渋滞するほどの人気スポットとなるほどです。裏にある総合事務所まで出勤の挨拶に伺うと、どことなくかまいたちの濱家さんに似ている40代前半と思しき店長が私に気付かれ、スマホを片手に事務所から出てこられました。 「お久しぶり。最近、他店で内部不正があったから、保安を入れていること隠したいんだ。ちょっと外に行きましょう」 次のページ AIで万引き犯を探せ 12345次のページ 楽天 万引き 関連記事 「お父さん、助けて!」顔認証システムで捕まった万引き老女を警察が逮捕しない理由とは?野球カード欲しさに万引きを繰り返した児童……やるせない犯行動機とは?「離せよ、このくそばばあ!」悪質な転売万引き犯「クロキン」の抵抗に女店長が取った勇敢な行動「このまま、お前の葬式をやってやりたいくらいだよ」喪服姿の老女、“身も凍る万引きの言い訳”とは未成年“大量万引き”グループに警察官も激怒! 抵抗する少年、泣き叫ぶ少女……とんだ真夏の大冒険