[連載]30代女子の「煩悩部屋」ビフォーアフター

食器棚で「やってはいけないNG収納」5連発! 使いにくくて、散らかりやすい……プロが片付けした結果、こうなった

2021/10/18 19:30
伊藤まき(収納ライター)

[NG収納.4]サイズや高さが違う食器を重ねすぎ

同じようなサイズのお椀と平皿がたくさん!(C)maki_organize

 食器を重ね過ぎると、取り出しづらくなります。例えば、Aはサイズ違いの2種類の皿を重ねています。Bは、4種類の皿を重ねています。1種類の皿を出すとき、AとBのどちらか簡単に出せるでしょう?

 食器を重ねる時は、★印のように大小サイズの2種類までが目安。できれば、よく使う食器を上にすると楽ちんです。

[NG収納.5]平皿を「タテ入れ」している

棚板の高さも必要なので、デッドスペースが出ます。(C)maki_organize

 こちらも「平皿は、ファイルボックスにタテ入れにすると収納力アップ」という内容の「収納アイデア」をマネたNG例です。平皿の「タテ入れ」は、収納力が増えたように見えますが、まず棚板の高さが必要です。また、ケースから出すとき不安定になるので、両手を使わなければなりません。

 戸棚用の食器スタンドもありますが、平皿の枚数が多い家向けです。例えば、料理によって食器を変えたい、ワンプレートの盛り付けが好き、平皿を集めている方に当てはまります。食器を「タテる収納」は、「引き出し」向きです。

 これで全部で5つのNGポイントが明らかになりました。次からはビフォーアフターを紹介していきますが、その前に棚板を調整しましょう。


プロの片付け、まずは棚板の調整から!

食器類をぜんぶ出して拭き掃除も!(C)maki_organize

 棚板を4枚から、元の5枚に戻して「棚板の位置」を調整します。下段から順に、使用頻度の高い食器を戻していきます。下段は、15~18cmの高さに。中段から上段にかけては、13~15cmの間隔が使い勝手が良いです。

 では、5つの[NG収納]を、すべて解決した[After収納]を確認ください。

うつわと宴