比べるものではないけれど……

ザ・ウィークエンドはコロナ禍の音楽業界救済に1億円! 海外セレブのチャリティは「日本とケタ違い」!?

2021/07/18 16:00
堀川樹里(ライター)

ショーン・メンデス

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 甘い歌声と整った顔立ちで、やさしげな青年という印象が強いショーン・メンデス。しかし、コンサートでは、「僕が使う『ユース(youth=若さ)』という言葉は、若いという意味ではない。自由な気持ち、幸せな気持ちという意味で使っている。わかる? ここにいるみんなが世界を変える力を持つ人たちなんだよ」と呼びかけるなど、世界をポジティブに変えたいという強い姿勢を貫いてきた。

 キャリア初期からメンタルヘルスの大切さを口にしてきたショーンは、2014年にNPO団体「DoSomething.org」と組み、自己肯定力の低さから自傷行為をしてしまう若者たちにポジティブなメッセージを送る「ノーツ・フロム・ショーン」キャンペーンを開始。16年には、筆記具メーカー「Paper Mate」とタッグを組み、互いを励ます言葉を紙に書いてSNSに投稿しようと呼びかける「#SpreadJoy」活動を行った。

 またDV被害者の救済のため、自身の曲「Treat You Better」のミュージックビデオの最後に、全米家庭内暴力相談窓口の連絡先を流すことも。

 15年には発展途上国の教育活動をしているNGO団体「Pencils of Promise」と組んでオンライン募金活動を行い、ガーナ共和国に学校を建設する寄付金を集めた。


 19年8月に満を持して慈善活動団体「ザ・ショーン・メンデス財団」を設立し、出身国カナダ・トロントにある小児患者を支援する団体「SickKids」や、環境保護団体などへの寄付を行うように。昨年も、コロナウイルス患者へのサポートをしてほしいと、「SickKids」に17万5,000ドル(約1,900万円)を寄付した。

ザ・ウィークエンド・イン・ジャパン(シングルス・コレクション)