比べるものではないけれど……

ザ・ウィークエンドはコロナ禍の音楽業界救済に1億円! 海外セレブのチャリティは「日本とケタ違い」!?

2021/07/18 16:00
堀川樹里(ライター)

ミーガン・ジー・スタリオン

 2020年、TikTokで大流行した曲「Savage」でブレイクし、「濡れた女性器」を意味するカーディ・Bとの過激なコラボ曲「WAP」も大きな話題となったミーガン・ジー・スタリオン。彼女は出身地テキサス州ヒューストンや女性へのチャリティ活動にとても熱心。今もテキサス・サザン大学で学んでおり、奨学金をサポートする活動も積極的に行っている。

 20年4月にビヨンセとコラボしたリミックス版「Savage」のすべての収益は、2人の出身地であるヒューストンの新型コロナウイルス対策に使ってほしいと、貧困者や高齢者らに食料提供などをしている災害救援組織に寄付。ヒューストンの貧困者を助ける活動はブレイク前から行っており、19年11月の感謝祭にはターキー(七面鳥)の丸焼きを提供するために1万5,400ドル(約170万円)をフードバンクに寄付している。

 10月には、有色人種の女学生のために奨学金「Don’t Stop Scholarship Fund」を設立。21年3月8日の国際女性デーには、ブランド「ファッション・ノバ」とタッグを組み、女子学生や女性起業家を支援する複数のチャリティ団体に総額100万ドル(約1億1,000万円)を支援することを発表した。

 同じ3月にジョージア州アトランタでアジア系女性8人が犠牲となった銃撃事件が発生した時も、「ファッション・ノバ」とタッグを組み、米南東部のアジア系アメリカ人の人権向上活動をしているNGO団体「Advancing Justice Atlanta」に5万ドル(約550万円)を寄付。いち早く「みんなで団結し、アジア系コミュニティに対する差別や暴力を撲滅しよう」とインスタグラムで呼びかけた。


 今年6月には、レコードレーベル「ロックネーション」がロングアイランド大学と協力して設立した「Roc Nation School of Music, Sports & Entertainment」で学ぶ学生のため、ミーガンが「4年間の全学費をカバーする奨学金を提供したい」と発表。若き慈善家として、多くの尊敬を集めた。

ザ・ウィークエンド・イン・ジャパン(シングルス・コレクション)