“噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第559回】

引退から41年! 女性週刊誌のトップを飾る山口百恵の存在感と、五輪強行に疑問を呈す三浦友和の勇気ある発言

2021/07/06 21:00
神林広恵(ライター)

「週刊女性」の熊田ネタ

 何度も取り上げて恐縮だが、今週もまた熊田曜子ネタを取り上げたい。なぜって熊田へのバッシング、芸能マスコミによる弱者いじめがあまりに眼に余るから。今回、熊田ネタを取り上げたのは「週刊女性」。その要旨は熊田の不倫疑惑発覚などで、裁判に勝つのは無理と判断した熊田が、和解に向けて動いているというもの。

 しかも、こんなくだりが。「これまでの報道を見る限りは、Aさん(夫)に分がありそうですからね」(Aさんの知人のコメント)だって。はぁ〜〜!? さらに先日「週刊新潮」が報じた、景品表示法に違反したハーブ茶の広告塔を熊田がしたことで、所属事務所も音をあげたというが、そもそも、この広告塔の仕事を事務所が知らなかったなんてあるの? むしろ事務所の責任なのでは!? など、ツッコミどころ満載の熊田バッシング記事。

 熊田の不倫や“落ち度”をことさら強調することで、結果的に夫のDV疑惑を払拭させ、容認までさせてしまう。あまりに恐い。こんな論調の芸能マスコミの罪は、重い。

神林広恵(ライター)

神林広恵(ライター)

伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」(噂の真相)の元デスク。著書に『噂の女』(幻冬舎)、共著に"『日本を脅かす! 原発の深い闇』『木嶋佳苗 法廷証言』(共に宝島SUGOI文庫)などがある。

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最終更新:2021/07/06 21:00
時間の花束 Bouquet du temps
41年前のこと言われても知らないし……
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