丸亀製麺の“夏メニュー”3品をプロがジャッジ! 「梅おろし冷かけ」のおすすめポイントは?【人気うどんチェーン比較】
「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、“お酒とおつまみ大好き”管理栄養士・川村郁子先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。
人気うどんチェーン3店、「夏限定&冷やしメニュー」を格付け!
真夏のような暑い日と、ジメジメする雨の日が繰り返しやってきて、すっかりバテてしまっている人もいるのではないでしょうか? そんな時、さっぱりと食べられる麺類はありがたいですよね。
中でも、人気うどんチェーンの「丸亀製麺」「なか卯」「はなまるうどん」は、夏限定メニューや“冷やしうどん”を展開しており、今の季節にピッタリ。ということで今回は、3店それぞれの個性的なうどんを、管理栄養士の川村先生に解説してもらい、栄養素の面から「おすすめNo.1」店舗を発表します!
――夏は「冷たいうどん」がおいしい季節ですが、栄養素の面で特徴はありますか?
川村郁子先生(以下、川村) 冷たいうどんは、暑い夏でもさっぱりと食べられるのが魅力ですよね。うどんの栄養素は、温・冷ともに炭水化物がメインですが、薬味などで少し野菜も補えます。
しかし、冷たいうどんの場合、特に大根おろしやネギなど、シンプルなトッピングのみで構成され、具材が少ないことが多いため、タンパク質不足になりがち。また、天ぷらはうどんと相性ピッタリですが、揚げ物なので脂質のとりすぎに注意する必要があります。
――ではさっそく、「丸亀製麺」の夏限定&冷やしメニューから解説をお願いします。
鬼おろし肉ぶっかけ(並・690円/税込、以下同)
川村 甘辛い味付けの牛肉を、たっぷりの大根おろしとポン酢でいただくのが特徴的なぶっかけうどんです。牛肉のタンパク質、鉄、亜鉛、ビタミンB群などを補えていいですね。また、大根おろしの量もほかの店舗に比べて多いので、大根の栄養素もしっかり摂ることができます。
梅おろし冷かけ(並・450円)
川村 「はなまるうどん」にも、梅干しを使った「梅冷かけ」がありますが、2つの違いは大根おろしの有無でしょうか。こちらは大根おろしが入っているので、ジアスターゼという成分で消化を助けてくれます。まさに食欲の出ない夏にぴったりなメニューですね。
バランスを考えると、やはりタンパク質が欲しいところですが、消化力が落ちている時には、肉も負担がかかってしまいます。胃腸を労わりたい時は、これぐらい優しいメニューをチョイスするのもアリでしょう。
青唐おろしぶっかけ(並・450円)
川村 すだちと大根おろしのさわやかな風味に、ピリッと辛い青唐辛子が添えられており、見た目も味も夏らしいメニュー。唐辛子には、辛み成分のカプサイシンが含まれており、適度な辛さであれば、食欲増進にもつながります。
なお、「丸亀製麺」はほかにも冷たいうどんメニューがありますが、今回は他店に合わせて3品を紹介しました。