サイゾーウーマンコラム神林広恵「女性週刊誌ぶった斬り」東出昌大の「養育費月1万円」は不当か否か? コラム “噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第554回】 東出昌大の「養育費月1万円」は不当か否か? 「女性セブン」のバッシングと「週刊女性」の擁護、そして事務所の存在 2021/06/01 21:00 神林広恵(ライター) 女性週刊誌ぶった斬り!男性タレント 岡田健史をめぐる事務所独立トラブル もうひとつ、芸能マスコミの芸能事務所への忖度、服従を思わせる一件、それが岡田健史をめぐる事務所独立トラブルだ。その発端は「週刊文春」(文藝春秋)が報じた芸能事務所スウィートパワー社長のモラハラ・セクハラ疑惑だった。以前から低賃金や急な仕事を入れるなどする事務所へ不信感を抱いていた岡田だが、「文春」報道で動いた。所属事務所と契約解除を求め仮処分を裁判所に申し立てたのだ。 そして、独立騒動を“独占スクープ”した「女性自身」(6月1日号)では、モラハラや奴隷労働を強いた事務所ではなく、岡田をこう責めた。 「数々の作品に出演できているのは、事務所の力によるところも大きいはず。“今の知名度は自分の実力のおかげ”と考えて裁判に至っているなら“暴走”と捉えられても仕方ない」 出た! 独立しようとするタレントを“恩知らず”と大バッシングし、事務所を擁護する芸能マスコミのお得意芸が! 「自身」は、まるで岡田のわがままのように報じているが、それは「自身」だけでない。岡田独立の後追い記事を掲載した「女性セブン」も、さらに追い討ちをかけている。 今回の岡田独立に対し、「セブン」記事では両親との関係を持ち出した。岡田の知人という匿名コメントから、今回のトラブルを両親は知らず、父親は相談がなかったことを怒っている、そんな両親は“恩を仇で返すようなことをするな”と息子の行動に賛同はしていない、と紹介し、その上で父親に直撃した。 その結果、「『私たちが話すことは何もありません!』と怒気が混じった返答があっただけだった」と記事にはあるが、しかし、この“怒気”は、息子に対してというより記者に対してというのが正しいのではないのか。まるでいやがらせのような父親への直撃取材。これも芸能事務所への忖度!? 前のページ123 神林広恵(ライター) 伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」(噂の真相)の元デスク。著書に『噂の女』(幻冬舎)、共著に"『日本を脅かす! 原発の深い闇』、『木嶋佳苗 法廷証言』(共に宝島SUGOI文庫)などがある。 記事一覧 最終更新:2021/06/01 21:00 楽天 寝ても覚めても【Blu-ray】 東出は実際、お給料なんぼなの? 関連記事 有村昆“不倫未遂”の詳細すぎる会話、写真、掲載時期……「女性セブン」の不可解な続報記事コブクロ・黒田俊介の“ダサすぎ不倫”に見る、女性スキャンダルを暴かれる有名人の「共通点」小室圭さんへのバッシングに奔走し、元婚約者の証言を一方的に信じる女性週刊誌の矛盾長谷川博己の亡父への思い、戸田恵子や松坂慶子の介護、チェッカーズ昔話……「日本の高齢化」を反映する女性週刊誌大野智、「ジャニーズ御用達」媒体での“新恋人”ホノボノ報道に見るご時世 次の記事 ジャニーズJr.ファン、夏の公演に怒り!? >