“噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第551回】

小室圭さんへのバッシングに奔走し、元婚約者の証言を一方的に信じる女性週刊誌の矛盾

2021/05/11 21:00
神林広恵(ライター)

小室さん批判のためには、矛盾には目をつぶる?

 これだけでも怖くて元交際相手と直接会うなんて躊躇するだろう。だが、その後も直接会うことを何度も要求される。“何をされるかわからない”と疑問や恐怖を感じるのは当然だろう。代理人や弁護士など、間に人を立てようとするのも防御策として当然だ。しかしマスコミはこうしたことは(意図的に?)スルー、ひたすら元婚約者の証言を信じる。小室さんを批判するためには、矛盾には目をつぶっているかのようだ。

 圭さんが元婚約者との会話を録音していたことが発覚した際もそうだった。ワイドショーやマスコミは「隠し録音するような人物は信用できない」と一斉に圭さんを批判したが、その後、元婚約者からと思われる隠し撮り音声も流出したにもかかわらず、この際、元婚約者を責める声は、なぜか皆無だった。

 今から62年前、現在の上皇后美智子さまのご成婚の際にも“平民のくせに”と強い反発を受けた。時代は変わっても、そうした意識は現在の日本にも根強く残っているのかもしれない。

プリンセスの育て方 美智子さまから眞子さま佳子さまへ