カルチャー
[女性誌速攻レビュー]「婦人公論」2021年4月13日号

泰葉の母・海老名香葉子、「娘より嫁」「お尻の始末も」! 「婦人公論」インタビューに察した、お嫁さんの大変な苦労

2021/04/03 16:00
島本有紀子(ライター)

 最後は人気連載「純烈・酒井一圭のお悩み相談室 脱衣所からこんにちは」。読者層に支持される純烈のリーダー・酒井が、毎号、読者から寄せられた悩みに辛口かつ実践的な回答をするという連載です。

 今回のお悩みは、猫を連れて行く動物病院で「〇〇ちゃん(猫の名前)ママ」と呼ばれると腹が立つ、なぜなら子どもを授かることができず、心に傷を抱えているから、との内容。

 それに対し、酒井は「胸に名札(あなたのだよ!)をつけるのはいかがでしょうか」と具体的にアドバイス。名札を付ける理由についても、「この方法であれば、やんわり優しく『私のことは名前で呼んでくださいね』というメッセージをお伝えできるんじゃないでしょうか」と説明し、「あなたが子どもを授かれなかったことを、当然のことながら獣医さんは知りません。だからといって(中略)直球で言われてしまったら、動揺して、猫の病気を治すという本題を忘れてしまうかもしれない」と続けています。かなりかみ砕いて、誰にでもわかるように回答している印象です。

 結構辛口、だけど納得できるし、わかりやすいし、ちょっと笑える。毒蝮三太夫、綾小路きみまろらが築いてきた伝統を追っているかのようです。

島本有紀子(ライター)

女性ファッション誌ウォッチャー。ファッションページから読み物ページまでチェックし、その女性誌の特性や読者像を想像するのが趣味。サイゾーウーマンでは、「ar」(主婦と生活社)と「Domani」(小学館)レビューを担当していた。

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最終更新:2021/04/03 16:00
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