サイゾーウーマンカルチャー女性誌レビュー御年70歳の由美かおる、全身タイツ姿に圧倒! 「婦人公論」インタビューに見る“西野”への崇拝 カルチャー 御年70歳の由美かおる、全身タイツ姿に圧倒! 「婦人公論」インタビューに見る“西野”への崇拝 2021/03/20 16:00 島本有紀子(ライター) 女性誌レビュー婦人公論 「婦人公論」3月23日号(中央公論新社) 「婦人公論」3月23日号(中央公論新社)、特集は「疲れない体になるヒント」です。何かと漢方と社交ダンスを持ち出しがちな「婦人公論」ですが、今号は健康がテーマとあって、その2つが大活躍。漢方は「櫻井大典 『食べる漢方』で毎日おいしく養生を」と「新・心とからだの養生学 『なんとなく不調』を解消! 漢方でセルフケア」の2つの記事で取り上げられ、社交ダンスについては、インタビュー記事「槇村さとる 病のトンネルをくぐり抜け、社交ダンスで大逆転」で語られています。漢方と社交ダンスを嗜んでおけば、いかなる困難も乗り越えられそうに思えてきますが、漢方と社交ダンス以外で気になった中身を見ていきましょう。 <トピックス> ◎由美かおる 呼吸法、アコーディオン、母ゆずりの献立で毎日しなやか ◎瀧島未香 90歳、運動を始めるのに遅すぎることはありません ◎鈴木保奈美×三浦しをん アイデアはいっぱい作ってあっさり捨てる 由美かおるが崇拝する「西野」とは 最初に見ていくのは、御年70歳の女優・由美かおるのインタビュー「呼吸法、アコーディオン、母ゆずりの献立で毎日しなやか」です。ここ30年くらい顔も体形も髪形も変わっていない不思議な存在、由美かおる。本人いわく「15歳からスリーサイズは変わらず」とのこと。その秘訣は、主に「30分ほどの西野流呼吸法」「アコーディオンのレッスン」「バランスのいい食事」の3つだとか。そのおかげで今も「Y字バランス」ができるそうで、ハイネックの全身タイツ(?)に白いベルト(?)という謎の出で立ちの由美が、美しいY字バランスをキメた写真も掲載され、圧倒されます。 全身タイツももちろん気になるのですが、もっと気になったのは「西野流呼吸法」でした。由美によれば「西野バレエ団の主宰である西野皓三先生が創始されたもの」だそう。あの西野(西野亮廣)は関係なかったことに、ひとまず安心。 具体的には「“足芯呼吸”という、樹木が根から水を吸い上げるイメージで行う呼吸が基本」で、「実践すると、全身にエネルギーが巡り、細胞が活性化するのを感じますし、代謝が良くなって、食べても太らない身体になる」という魔法のような呼吸法だそうです。 ますます気になって「西野流呼吸法」を検索してみると、インターネット創生期を彷彿とさせるレトロな公式サイトが出現。西野先生の名言が並ぶ「西野語録」、西野先生の若かりし時代のお写真が拝める「西野アルバム」など、中身は意外と充実しています。 「著書紹介」のページをクリックすると、西野先生と由美はタッグを組み、1986年発売の書籍『由美かおるのダイナフロービクス』(徳間書店)を皮切りに、2019年の『Y字バランス 奇跡のメソッド』(KADOKAWA)まで、西野呼吸法をテーマとした本を9冊出していることが判明。『由美かおるのダイナフロービクス』『Y字バランス 奇跡のメソッド』の表紙ともに、由美はピンクのタイツ(もしかしてレオタードなのか!?)に白いベルトを巻いた格好でY字バランスを披露しています。30年以上、まったくブレていない由美。「婦人公論」のインタビューも含め、彼女の神秘性に触れられた気がしました。 次のページ 無敵の90歳インストラクター 12次のページ 楽天 婦人公論 2021年 3/23号 [雑誌] 関連記事 貴乃花と離婚した河野景子、『花束みたいな恋をした』のように新恋人を語る「婦人公論」インタビューに思うこと小室圭さんは「詐欺のように思えてならない」!? 「婦人公論」読者、眞子さまご結婚への持論が辛口すぎるいとうまい子、遺伝子の研究者になっていた! 東大に通う日々語るも……「更年期障害」と結びつける「婦人公論」の論法今年99歳の瀬戸内寂聴、転んで頭打っても復活! 「婦人公論」で説く“幸運論”は重みが違う?老後問題とセックスが絶妙に絡み合う「婦人公論」は中高年の“パンドラの箱”