サイゾーウーマンカルチャー女性誌レビュー「Domani」の憧れは結局デヴィ夫人? カルチャー [女性誌速攻レビュー]「Domani」2・3月号 「Domani」不定期刊行へ! 「“ママに見えない”が最高のほめ言葉」で物議、同誌が目指したのは「デヴィ夫人とアパ社長」? 2021/01/30 16:00 島本有紀子(ライター) 女性誌レビューdomani デヴィ夫人&アパ社長の熱いご発言 さて、ほかの誌面はといえば、不定期刊となることなどまったくお構いなし。企画「30→40代『私たちはどう生きるか!?』」では、デヴィ夫人とアパホテル・元谷芙美子社長のインタビューが掲載されています。確かにこの2人、ワーママとして大成功しているので、「Domani」読者の目指すべき人物なのかもしれません。 昨年10・11月号に続いての登場となる元谷社長のパワフルさはもちろんのこと、デヴィ夫人の言葉もいろいろな意味で刺さります。「人の3倍努力して、人の3分の1の睡眠でやってきました」「あなた方は毎日、生活をしているんでしょう? 私は毎日を生きているんです」「人生の濃度、一分一秒の濃さは、だれにも負けない自負があります」等々、名言が数行ごとに飛び出す勢いです。 コロナ禍でも大人数でのパーティー、ランチ会と話題に事欠かず、お忙しそうなデヴィ夫人。どうぞ感染だけには気をつけて、いつまでも元気でいてほしいです。 「赤江珠緒が昆虫にハマっている」というダレトク情報 最後に見ていくのは、「2020→2021 みんなの『沼』図鑑」という企画。余ったページを埋めるためなのか? と思うほど、たっぷりスペースを取りながら、18ページにわたって、モデルや読者モデル「Domanist」らのマイブームを紹介した企画です。 フリーアナウンサーの赤江珠緒は「ドライな昆虫」にハマっていると報告。「道にひっくり返っているセミを見ると“生きているんじゃないかな?”と思い、少し触ってから飛べるように戻してあげる」とのこと。自分の売りが“いつまでたっても少年少女のような天真爛漫さ”であるという自覚はあるようです。 ほかにも個性が感じられる回答ばかりで、「サメ」「Podcast『MOOK STUDY 日本の歴史』」「愛犬(ハート)あんず」「ネイビーのパンツ」「干し芋 ゆみか」「映画のDVD」などが並びます。 このユルい18ページに、不定期刊となる現実を見せつけられた気がしました。いつの日になるのかわかりませんが、いち愛読者として次号を待ち続けたいと思います。 前のページ12 島本有紀子(ライター) 女性ファッション誌ウォッチャー。ファッションページから読み物ページまでチェックし、その女性誌の特性や読者像を想像するのが趣味。サイゾーウーマンでは、「ar」(主婦と生活社)と「Domani」(小学館)レビューを担当していた。 記事一覧 最終更新:2021/01/30 16:00 楽天 Domani (ドマーニ) 2021年 02月号 [雑誌] 北川悦吏子的な匂いがプンプンする雑誌だったわね 関連記事 「Domani」森三中・大島美幸が2号連続登場! 「ママと呼ばないで」のイケ★ママ路線から脱却?「Domani」ベッキーが、“良き母・妻”として登場も……醤油と味噌の手作りをアピールする「ていねいな暮らし」キャラに拭えぬうさん臭さワーママ雑誌「Domani」、大仰な「人生で本当に必要な7つのもの」特集の“内訳”にズッコけたワケ「Domani」神崎恵の長男初登場も……「乗り気じゃない感」ダダ漏れの微笑ましい誌面に「Domani」港区タワマン住民の「子育て」は時代逆行!? 「洗濯板を使わせる」意識の高さに衝撃 次の記事 息子と会えないのは、魂を引き裂かれたようにつらい >