サイゾーウーマンカルチャー女性誌レビュー「Domani」大島美幸がミューズに? カルチャー [女性誌速攻レビュー]「Domani」12・1月号 「Domani」森三中・大島美幸が2号連続登場! 「ママと呼ばないで」のイケ★ママ路線から脱却? 2020/11/23 16:00 島本有紀子(ライター) 女性誌レビューdomani 「Domani」12/1月号(小学館) 働くお母さん向けファッション誌「Domani」(小学館)の12・1月号が発売になりました。昨年のリニューアル当時は「ママと呼ばないで」と掲げ、とがったイケてるワーママ(「Domani」ではイケ★ママと命名)路線を開拓しようとしていた同誌ですが、今ではその面影はほとんどなく、すっかりおとなしくなってしまいました。一体どこを目指しているのか。毎号毎号、謎が深まっていく中身を早速見ていきましょう。 <トピックス> ◎2020年→2021年 “じぶんのじかん”、“かぞくのじかん”。 ◎これが私たちの『新生活様式』白書 ◎帰ってきた“黒スキニー”のトリセツ 大島美幸は「Domani」のミューズ 今月号のメイン特集は、「2020年→2021年 “じぶんのじかん”、“かぞくのじかん”。」。“新型コロナの影響で家族の時間が増えた今こそ自分の時間も大事”とし、各界で活躍するママたちに「自分」と「家族」のあり方について語ってもらうインタビューを実施しています。女優・寺島しのぶ、森三中・大島美幸、東京五輪出場予定の陸上・寺田明日香選手、ミュージシャン・坂本美雨、作詞作曲家でボーカルプロデューサー・岡嶋かな多氏、弁護士・矢上浄子氏の5人による、ありがたきお言葉が掲載されているんです。 また、彼女らに夫、子どもたちを加えた家族写真も掲載されているのですが、撮影は、YMOの写真集などを手がけたレジェンド的カメラマンの三浦憲治氏。妙に豪華な仕上がりとなっています。中でもトップを飾った寺島しのぶは、フェンディのツヤッツヤなピンク色セットアップ(40万2,000円)にハリー・ウィンストンのアクセサリー(3点合計268万円)を合わせた、わかりやすく豪華な装い。フランス人の夫と歌舞伎界の将来を背負った長男を伴い、全身で“別格”を表現していたのが印象的でした。 そして大島美幸は、前号の特集「各界で活躍する、10人のワー/ママから、未来の自分への手紙――『拝啓、10年後の私へ。』」に続き、なぜか2号連続での登場です。 前号では「10年後といえば、息子は15歳」「10年たったら、私は50歳で夫は58歳」等、当たり前といえば当たり前のことを中心に話していましたが、今号でも「2021年も地道にマイペースに、好きな家事と仕事を続けながらも、世界の状況が少しでもよくなってほしいと思います」と、これまた真っ当な希望を語っています。この“まっすぐな頑張るママ”感こそが、「Domani」の求める理想像なのでしょうか。もしくは編集部に熱心な大島ファンがいる可能性も考えられます。 昨年のリニューアル号から、表紙は「私、こう見えてママで編集者で表紙モデルです」がキャッチフレーズの望月芹名が飾り続けていますが、イケ★ママ路線を抜けつつある今、大島さんが表紙の「Domani」をぜひ見たいです。 次のページ 特に新しくない生活様式 12次のページ 楽天 Domani (ドマーニ) 2020年 12月号 [雑誌] 関連記事 「Domani」ベッキーが、“良き母・妻”として登場も……醤油と味噌の手作りをアピールする「ていねいな暮らし」キャラに拭えぬうさん臭さワーママ雑誌「Domani」、大仰な「人生で本当に必要な7つのもの」特集の“内訳”にズッコけたワケ「Domani」神崎恵の長男初登場も……「乗り気じゃない感」ダダ漏れの微笑ましい誌面に「Domani」港区タワマン住民の「子育て」は時代逆行!? 「洗濯板を使わせる」意識の高さに衝撃「Domani」読モの年末年始に衝撃! 「リムジン女子会」「ビジネス書読破」キラキラワーママ見本市に