“噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第537回】

二宮和也の妻「妊娠報道」とジャニーズカレンダー広告に見る、影響力にひれ伏すメディアの姿

2021/01/19 21:00
神林広恵(ライター)

女性週刊誌3誌にジャニーズカレンダーの広告が

 そんなジャニーズ事務所だが、現在発売中の女性週刊誌3誌ともに、あのカレンダーの広告が掲載されている。そう、恒例の「Johnny’s CALENDAR」だ。3月5日発売予定だという2021年の公式カレンダーは8グループ。昨年12月1日に予約がスタートし、昨日1月18日から順次25日までに書店での予約が終了するが、ラストスパートとばかりに、女性週刊誌各誌にそろって広告が掲載されたのだ。

 しかも、このカレンダー広告、単なるタレントカレンダーの広告ではない。女性週刊誌各誌の“版元から発売される”ジャニーズ公認のカレンダーPR・広告だからだ。

 まずは「女性自身」の版元・光文社から発売されるのがSexy Zone。デビュー10周年を迎えるSexy Zoneだが、「自身」の巻頭グラビアにはカレンダー広告1ページ、そしてメンバーの中島健人のCMキャラクター就任グラビア1ページ、そしてカレンダーの未公開アナザーカットSPエディションの折り込みグラビア(ページにすると6!)が掲載されている。しかも、これらグラビアにはカレンダー発売元が光文社ときちんと明記されていないタチの悪さだ。

 そして「女性セブン」の版元・小学館から発売されるのがSixTONES。こちらも巻頭グラビアに掲載されているが、しかし「自身」と違って1ページの誰でもわかるれっきとした広告。問い合わせ先として小学館愛読者サービスセンターの電話番号も明記していて、公平性を保った、フツーの広告になっている。 

SWITCH Vol.38 No.10 特集 浅田政志と家族写真(表紙:二宮和也)