サイゾーウーマンコラム“中学受験”に見る親と子の姿中学受験、娘の援護射撃は報われたか コラム “中学受験”に見る親と子の姿 中学受験生の娘を援護射撃したい! 第1志望校の「全ての説明会と学校行事」に通った母の努力は報われたのか? 2020/11/29 16:00 鳥居りんこ(受験カウンセラー、教育・子育てアドバイザー) “中学受験”に見る親と子の姿 “親子の受験”といわれる中学受験。思春期に差し掛かった子どもと親が二人三脚で挑む受験は、さまざまなすったもんだもあり、一筋縄ではいかないらしい。中学受験から見えてくる親子関係を、『偏差値30からの中学受験シリーズ』(学研)などの著書で知られ、長年中学受験を取材し続けてきた鳥居りんこ氏がつづる。 写真ACより 現在、各中高一貫校では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に十分に配慮した形で、生の学校説明会を実施している。ある学校の11月下旬の学校説明会では800人限定という人数制限ではあったが、アッという間に予約が満杯になったと聞いている。実際にライブで聞く説明会はリモートでは得られないものがあるのだろうなと思っている。 今年はコロナ禍での受験になるので、例年とは違うことがたくさん出てくることが予想されている。そのため保護者は志望校の最新情報を常にチェックしておく必要があることは言うまでもない。 当たり前ではあるが、学校説明会は(合同説明会を除くと)、その学校で開催されることが普通だ。先述したように多くの学校は予約制。予約を取った上で、学校が指定したその日時に行く必要があるのだが、保護者の中には、これを面倒がる人がいる。 しかし、筆者に言わせれば、学校開催の説明会に行かないというのは結婚相手を釣書と写真だけで決めてしまうようなもので、大変、危険である。つまり偏差値とウェブ情報だけで志望校を決めるのと同じことに思えてしまうからだ。やはり、どんな学校なのかを実際に確かめていくことを強くお勧めしておきたい。これには有形無形のメリットがあるのだが、今回は実際に起こった“よくある”有形のメリットについてお話しよう。 次のページ 学校説明会のアンケートには、名前を書いて熱い思いをつづった 123次のページ 楽天 2021年度入試用中学受験案内 関連記事 難関私立中に合格したのに、“中堅大学”に進学……4浪の息子は「中学受験の燃え尽き症候群」だった中学受験で不合格の難関校に「合格したけど蹴った」と嘘! 母のプライドに振り回された娘が「あの人は病気」と語るワケ「採点ミスを疑っています」「絶対おかしい」中学受験不合格を引きずる母が、涙ながらに訴えたこと「中学受験をやめる」小6秋の模試で、合格確率が80%超→20%に暴落……“コツコツ型”の娘が白旗をあげた日中学受験の初テストで「偏差値27」の衝撃! 塾では最後尾……「息子は優秀だと思っていた」母の焦燥