サイゾーウーマンカルチャーインタビュー東大ミスコン炎上! ドロドロの裏側 カルチャー [再掲]インタビュー 「ミス東大」出場者、運営の“セクハラと金儲け主義”告発! 大学ミスコン知られざる“ドロドロ”の裏側 2020/10/16 19:00 サイゾーウーマン編集部 インタビュー 写真ACからの写真 「ミス東大コンテスト2020」の出場者女性Aさんが、自身のインスタグラムとTwitterで、運営団体である東大広告研究会への不信感を打ち明け、ネット上で騒ぎになっている。 Aさんは広告研究会がお金儲けに走ったため、投票制度の公平性が崩壊してしまったとして現状を告発。また、内部で行われたミスコンのファイナリストお披露目会にて「生々しい性的な質問を複数されるなど、不快なセクハラがありました」と明かした。さらに運営の対応が遅く、「仕事が流れそうになっていることを指摘すると、『広研のおかげで有名になっているので、多少のことは我慢しろ』という旨のお返事が帰ってきました」と苦言を呈したのだ。 この一連の告発によって、SNS上では広研への抗議の声が噴出。そんな中、別の出場者女性Bさんが、Aさんのセクハラ告発ツイートを引用リツイートし、「うーん、質問は答えたくなければ答えなくていいって言われた…普通の大学生のノリって感じだった…! うちは楽しかったけどなぁお披露目」と持論を述べほか、また運営の対応に関しても「深夜にラインしてもすぐ返ってくる気がした」と、Aさんの主張を暗に否定するツイートを投稿すると(現在はいずれも削除済み)、SNS上ではBさんに批判が集中し、結果Bさんが謝罪することに。さらには、Aさんをバッシングする運営メンバーとみられる人物の裏垢まで流出し、「ミス東大コンテスト」は、大炎上の様相を呈している。 大学ミスコンといえば、一見、華やかなイベントだが、出場者同士の足の引っ張りあいがウワサされたり、運営側のセクハラが告発されるなど、「ドロドロしていそう」というネガティブな印象も持たれがちだ。「ミス東大コンテスト」の騒動により、そのイメージがさらに悪化したといえるだろう。 サイゾーウーマンでは、過去にそんな大学ミスコンの裏側に迫る記事を掲載していた。元出場者の女性が語る、「結果的にイヤな記憶ばかりが残った」というミスコンの思い出は、果たしてどんなものなのか……。健全な「ミス東大コンテスト」を目指すAさんの勇気ある告発が話題を集める今、あらためて同記事を掲載する。 (編集部) (初出:2018年1月27日) 整形依存、ネットに悪口、ブス写真投稿……「大学ミスコン」出場者が暴露する女の争い 大学ミスコンテストの日本一を決める大会「Miss of Miss Campus Queen Contest 2018」の決勝が3月30日に開催されます。首都圏を中心に各大学でグランプリ、準グランプリを獲得したミスコン美女が集い、その頂点を決めるという催しで、過去のコンテスト参加者からはアナウンサーやキャスター、タレントが続々と誕生しています。しかし、その陰ではコンテスト出場による過剰なストレスで壊れていく女子もたくさんいるというのです。 女性の友達はできなくなった ミスコン女性たちは、華やかなルックスやキラキラした経歴を手に、コンテストという“競争”の場に参加します。しかし、外から見ていると、彼女たちの間にギスギスした雰囲気はみじんも感じられず、SNS上では「ミスコン終わっても絶対遊ぼう!」「誰がグランプリでもうれしい!」などと、候補者同士の友情を感じさせる投稿も。恵まれた容姿を持つ美女たちが和気あいあいと美を競い合う……しかし、その裏には当然のように女同士の醜い争いが起こっていると、元出場者は語ります。 「私は大学のミスコンに出たのですが、期間中は、候補者同士で集まってカフェに行ったり、写真を撮ったり、それをSNSに投稿してコメントし合ったり、すごく楽しかったんです。『コンテストが終わっても、こうやって集まろうね』って言い合ってたし、ほんとに仲良くなったと思ってました。でも、いざミスコンが終わったらパッタリ。LINEのグループトークに誰も発言しなくなったし、遊ぶ計画も、1人、また1人と参加しなくなって、大学の学食で会っても挨拶するくらい。結局、ミスコンのときだけの関係だったんだなって思いましたね」 そう語るのは5年前、大学2年生時にミスコンに出場したユリコさん(仮名/25歳)。友人のススメで“思い出作り”に、と参加したミスコンですが、結果的にイヤな記憶ばかりが残ったそうです。 「匿名掲示板に自分の写真を晒されて、『ブス』とか『お笑い芸人に似てる』とかいろいろ書かれるので、まずネットが開けなくなりました。就職しても『ミスコンに出てたんだよね』って言われるし、あれ以来、女性の友達はできなくなりましたね」 ユリコさんが経験したように、ミスコン出場者に対する容姿への誹謗中傷は容赦がありません。そして、ミスコンに出場した以上、写真も自分のプロフィールも半永久的にネットに残ってしまい、いつまでも匿名掲示板でターゲットにされ、悪口を書かれ続けてしまうのです。 次のページ 相手がブスに見える写真を投稿 123次のページ 楽天 【POD】ミスコンを指導した講師がこっそり教える!引き寄せ美肌15の鍵 関連記事 京大、青学、横国……ミスコン“炎上”事件簿! 虚栄心まみれのヤラカシた女子大生たち青学ミスコン・井口綾子さんの“自作自演”疑惑、臨床心理士が語る「可愛さだけが武器」の陥る闇自殺者まで出た異様なミスコンブーム――「美人」が戦後日本にもたらした光と影『おぎやはぎの「ブス」テレビ』に考える、「不美人」があざけられることのおかしさ「ブスVS美人」は“男”がつくった構図――山崎ナオコーラ氏が語る、美醜問題の元凶とは?