『アメトーーク!』『水ダウ』で人気

パンサー・尾形貴弘、「愛妻あいちゃん」「度量の狭さ」が魅力に!? テレビ関係者が語る人気のワケ

2020/07/01 11:34
後藤壮亮
尾形と英孝ちゃん

 安田大サーカス・クロちゃん、コロコロチキチキペッパーズ・ナダル、三四郎・小宮浩信と並んでドッキリ企画に引っかかりやすい「ドッキリ四天王」の一角といえば、パンサー・尾形貴弘だろう。

『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)や『水曜日のダウンタウン』(TBS系、以下水ダウ)の常連タレントとなった尾形は、一時期レギュラーから外れていた『王様のブランチ』(同)にリポーターとして呼ばれるようになった。

「パンサーのボケでもツッコミでもなく“熱血”担当または“微笑み”担当、あるいは“キャプテン”という訳のわからないポジションを受け持ち、相方の向井慧、菅良太郎からは若干煙たがられている雰囲気もありますが、近頃は尾形の活躍の恩恵を2人が受けている印象があります」(テレビ関係者)

 デビュー後にバラエティ番組などで露出を増やすも、急速に勢いが失せる芸人が少なくない中、尾形がここまで再注目されるようになったキッカケは何だったのだろうか?

「2018年10月3日放送の『水ダウ』といわれています。ニセのネット配信でリポート中に、突然ヤバめの素人が現れた時、どうさばきながらリポートを続けるのかというドッキリが仕掛けられました。同じくダマされた平成ノブシコブシ吉村崇が、軽くいなしたり、抱きかかえたりしながら笑いを取り評価されたのに対し、尾形は大パニック。『やめろ』『あっち行ってください』『怒るぞ』とマジ切れしたところ、やたらとウケました。つまり、その『度量の狭さ』『器の小ささ』が注目されたのです」(放送作家)


 こうして尾形に声がかかり始める。さらに、テレビマンからすると、クロちゃんやナダル、小宮にはない魅力があった。

「まず大前提として、家族の協力が得られるところは大きい。顔出しは最近になってやめるようになりましたが、尾形の愛妻“あいちゃん”は、今や『ロンハー』スタッフとも直接連絡の取れる関係で、さまざまな仕掛けに対応できます。さらに彼女の全面バックアップのもと、住まいである一軒家を番組で使えるところが大きいでしょう」(同)

 尾形の「度量の狭さ」が尋常ではないと判明してしまったのが、25日放送の『アメトーーク!』(テレビ朝日系)であることは、番組視聴者ならおわかりだろう。

「その日のテーマは『奥さん大好き芸人』だったのですが、尾形が語る妻への愛が、他出演者とはまったく“次元の違う”ものだったのです。嫉妬深いという彼は、妻が着ている男ものの古着のTシャツにもジェラシーを覚えるらしく、『お前が着ているその服、お前が着る前は男が着てたTシャツだろ』とブチギレ。さらに、彼女がトイレに入ったら一緒に入ってニオイを嗅いでいる、妻の洗濯前のパンティーのニオイを嗅いだり、時には穿いてみたりもするなどと大暴走していたのです」(芸能ライター)

 こうした尾形の行動に対し、ネット上では「愛情が腐ってる」「ただただ気持ち悪い」などバッシングは少なからずあったようで、本人はこのあと「決めました! 僕はもう一生エゴサーチしません!!」とTwitterで宣言している。


 一方、妻“あいちゃん”も、開設しているブログで、現在2歳になる愛娘に将来、彼氏ができたり、尾形からの強すぎる愛に反抗したときが、一番心配と明かしている。

「ドッキリに引っかかった後、苦笑いするでもなく本気でイヤがり、怒ることがある。人間である以上、普通の反応ですが、これが沸点に達したとき、暴力沙汰になりやしないかと内心ヒヤヒヤもします。なんというか、目の前に落とし穴がなくても、自ら落ちていってしまう危険性をはらんでいるんです。そのスレスレ感がバラエティ的には面白いんです」(前出・放送作家)

 尾形のマイホームは、あと33年ローンが残っているという。75歳まで粉骨砕身、今日もダマされ怒りながらも、家族のために働くに違いない。
(後藤壮亮)

最終更新:2020/07/01 11:34
泣かせてくれよ (尾形貴弘(パンサー)盤)
いろんな感情の沸点が低いよね!