サイゾーウーマンコラム知られざる女子刑務所ライフ沢尻エリカに「執行猶予」は不要? コラム 知られざる女子刑務所ライフ84 沢尻エリカの有罪判決に「執行猶予」は不要? 元女囚が考える薬物案件の量刑 2020/02/09 16:00 中野瑠美改め瑠壬(作家) 知られざる女子刑務所ライフ 沢尻エリカ公式プロフィールより 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。 「自分でクスリをやめられると思っていた」 2月6日、麻薬取締法違反で起訴されていたエリカ様に、執行猶予付きの有罪判決が出ましたね。薬物案件はヤクザでも初犯なら執行猶予がつくことがあるくらいですから、想定内ではありました。 エイベックスが契約を解除しないのは、テレビや映画関連の損害賠償がらみでしょうが、「やさしさ」と思いたいですね。瑠美的には、1月31日の初公判(と結審)でのエリカ様の被告人質問での言葉が気になりましたね。 「自分の中では(薬物を)コントロールできる、やめられると思っていましたが、大きな間違いでした」 やっぱり、みんなクスリをやめられると思ってしまうんです。私もそうでした。それがなぜなのかはわかりません。私がやめられた理由も、実はよくわかりません。でも、もうやらない自信はありますよ。エリカ様は同じ被告人質問で、悪い友だちとの関係を「すべてが害でした」と言って、更生を誓っています。 今33歳で、19歳くらいから大麻やコカイン、MDMAなどを使っていたそうですが、まだまだやり直せると思いますよ。芸能界復帰は、ゆっくり考えればええのとちがいますかね。 次のページ ドラッグ常習者に執行猶予はいらないのでは? 12次のページ 楽天 女子刑務所ライフ! 関連記事 女子刑務所と男子刑務所の違いとは? 元女囚が語る、塀の中の「オンナ」と「オトコ」「京都ダルク」建設反対運動を元“ポン中”が考える――薬物中毒者の大半は凶悪事件を起こしません元女囚が教える「刑務所トリビア」――少年刑務所に「中年」がいる理由とは?元女囚が考える薬物依存治療――ダルクはもっと「経験者」の知恵を生かしてほしいです沢尻エリカもマーシーも「全裸検査」は通る道――元女囚が考える逮捕と留置場