サイゾーウーマンコラム知られざる女子刑務所ライフダルク反対運動を元“ポン中”が考える コラム 知られざる刑務所ライフ82 「京都ダルク」建設反対運動を元“ポン中”が考える――薬物中毒者の大半は凶悪事件を起こしません 2020/01/12 16:00 中野瑠美改め瑠壬(作家) 知られざる女子刑務所ライフ 京都ダルクウェブサイトより 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。 テレビも大々的に紹介した「京都ダルク」建設反対運動 あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願い申し上げます。 いつも読んでくださってありがとうございます。 新年早々アレですが、少し前から京都ダルクの建設計画をめぐって、めっちゃ反対運動が起こっているようですね。1万4,000人の署名が京都市に送られたそうです。ネットでも「リハビリ施設(ダルク)建設断固反対」とか書かれたビラが町中に貼られていて、物々しい雰囲気なのがわかります(2019年3月4日「住民の反発で建設計画がストップ 「地域の中で回復したい…」共生を模索する薬物依存回復施設」)。 ダルクに限らず、火葬場とか刑務所とか、いわゆる「迷惑施設」の建設には、反対運動はつきものですよね。実は私の地元でもダルクへの反対運動がありましたが、今は運営されているようです。いろいろと話し合ったんでしょうね。 今回に限らず、ダルクについては地元の反発が多いようですが、こんなに騒ぎになったことって、ありましたっけ? 報道やと、ダルク側の説明にも問題があったようです。もっと丁寧に説明して合意を得るべきでしたね。 次のページ 「自分ごと」として考えて 12次のページ 楽天 Yahoo セブンネット 女子刑務所ライフ! 関連記事 元女囚が教える「刑務所トリビア」――少年刑務所に「中年」がいる理由とは?元女囚が考える薬物依存治療――ダルクはもっと「経験者」の知恵を生かしてほしいです沢尻エリカもマーシーも「全裸検査」は通る道――元女囚が考える逮捕と留置場元女囚が考える、田代まさし「再逮捕」法務大臣「1週間で辞任」――懲役経験者だからわかること元女囚が「獄中で反省なんてムリ」と言うワケ――恨みやイジメが渦巻くムショの現実