『テラハ』レビュー

【テラスハウスレビュー】愛華、凌との“匂わせ”に必死!? 花に対するマウンティングを考察

2019/12/02 22:00
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman

愛華と花の口論(テラスハウス第23話、24話)

 花は、愛華がアルバイトの流佳と2人で深夜までスマブラで遊んだり、プレイルームで恋愛映画を見たり、リビングで一緒に寝ていたりするのを見て、2人の仲を勘違いするように。それが気に入らない愛華は花を呼び出し、“流佳とは恋愛感情ではなく友情”だと「ドヤ顔」(花いわく。YouTube公開の未公開シーンより)で説明する。

 愛華の言い方に漂う、「恋愛面では私の方がはるかに上だから。恋愛経験値低いくせに、勘違いして流佳とくっ付けようとしてくるんじゃねえ」というマウンティングを嗅ぎ取ったらしい花は、一旦謝ったものの、「でも言われても仕方なくない?」と反論。「夜中までスマブラ2人でやってました、ラブロマンス映画を2人で見ました、2人で寝てましたっていうのは、それは紛れもない事実なわけじゃん。それを恋愛って見られたくないとかいうんだったら、そういうのはやらない方がいいと思う。恋愛したくてテラハに入ったんでしょ?」と正論をぶつけると、愛華にも火が点き、口論に発展した。

 愛華は「流佳が気になるって前に言ったけど、私も凌が気になってきた」とハッキリ告げれば済む話なのに、なぜ「流佳とは友情」という話をえんえん繰り返すのか。“察して”や“匂わせ”で会話の中心に自分を置き、自分の価値を高めようとするクセも、彼女のモテテクの1つなのだろうか。

愛華語録1「クソッ」(テラスハウス第24話)

 花がいない時期を狙い、愛華が凌にモーションをかけ始めた。「28日何してます?」と聞いた愛華。凌が「練習試合」と答えると、苦虫を噛み潰したような顔で「クソッ」と一言。凌から「何で?」を引き出すと、「えっ、フフッ……」と思わせぶりな笑みを見せたのち、「私バイトなんですよ。で、ちょっと、お車を探してて。荷物がヤバイんだよね」。最初から「28日に車を出してくれる人を探しています」と言えばすぐ終わる会話で、何をそんなに尺を取っているのか、不思議で仕方ない。

愛華語録2「ザギンでシース―」(テラスハウス第24話)

 「クソッ」発言の直後、さらに愛華は、バスケ観戦で凌がプリントされたTシャツを買ったお礼として「凌くん、ザギンでシース―は?」と昭和なワードでおねだり。男気で引き受けた凌と、いざ東銀座の寿司屋「鮨やまけん」に入ると、「ホントにザギン?  びっくりしちゃうんだけど。ノリで言っただけなんだけど(笑) Tシャツが寿司になった~♪」と茶化してみせる。1万2,000円のコースをおごってもらいながら、それが言える強い精神力、ぜひ就活に生かしてほしい。


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