サイゾーウーマンカルチャーインタビュー「腐女子」コミックエッセイがウケる理由 カルチャー インタビュー 『つづ井さん』担当編集者に聞く、「腐女子」「オタク女子」コミックエッセイがウケる理由 2019/09/14 16:00 サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman) インタビュー 今後の作品は「オタク精神がどう生かされているか」? かつては、腐女子であること、オタク女子であることは「隠さなければいけない」といった風潮もあった。しかし、最近ではSNSの普及により、同志の存在を認識しやすくなったこともあってか、「『自分の“好き”は正しい』と感じる『腐女子』『オタク女子』の方が増えたのでは」と白川さん。彼女たちにスポットライトを当てたコミックエッセイは、さらに発展していくようにも思えるが、今後はどのような作品が生まれると予想できるのだろうか。 「今は、“腐女子あるある”がメインテーマになっている作品も多いですが、これからは、彼女たちのオタク精神がどう生活や人生に“生かされているか”を描く作品がより増えるように思います。シリーズ化されている『腐女医の医者道!』も、オタク女子のエネルギーを持ってお仕事や子育てに奮闘するお医者さんのエッセイですよね。また『社会の圧力に囚われない面がある』と言いましたが、オタク女子が『”自分”の好きなもの』を大事にして、自立する姿は、女性の多様な生き方をエンパワーメントしていくことにもつながると感じるんです。『裸一貫! つづ井さん』は、その先駆けになるといいなと思っています」 そんな『裸一貫! つづ井さん』のサブタイトルは『INDEPENDENT WOMAN TSUDUI』。コミックエッセイ界における「腐女子」「オタク女子」作品の今後の快進撃に期待したい。 前のページ123 最終更新:2019/09/14 16:00 楽天 裸一貫! つづ井さん 1 つづ井さんの「ピッピロピ~」精神を見習おう! 関連記事 『おっさんずラブ』BLブームはまやかし!? BL映画界のパイオニア語る“ヒット”のウラ側『今日も拒まれてます』インタビュー前編――“セックスしない嫌がらせ”に耐える「レスハラ」の実情とは「調教されて風俗入り」は意外と多い? “家畜部屋”で暮らした女性の“リアル”な過去とはわたしが腐女子になった理由。リアル腐女子の実態に迫る!「黒バス事件」に声を上げない腐女子の“鉄の掟”――侵された女子たちの世界 次の記事 柴崎友香『待ち遠しい』レビュー >