とんでもない事態に

「加藤浩次VS松本人志」の展開に、吉本激震――「どちらかが辞めないと収拾つかない」?

2019/07/26 11:45
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman
加藤浩次公式プロフィールより

 雨上がり決死隊・宮迫博之やロンドンブーツ1号2号・田村亮らによる、詐欺グループへの闇営業問題をきっかけに、吉本興業のパワハラ問題が明るみになった。これを受け、大崎洋会長、岡本昭彦社長に対して「(経営体制が)変わらないなら僕は(吉本を)辞める」と宣言した極楽とんぼ・加藤浩次だが、この捨て身の“改善案”には、吉本内からも懐疑的な声が相次いでいるという。ダウンタウン・松本人志が、騒動をめぐって「大崎さんがいなかったら僕も辞めるので」と発言したことにより、結果的に加藤は、吉本に対して「自分か松本かを選べ」と突きつける格好となっており、まさにクーデターに近い状況となっている。

 7月22日、加藤はMCを務める『スッキリ』(日本テレビ系)生放送で、20日に行われた宮迫と亮の謝罪会見について「会社に対して怒りを覚えました」と感想を述べ、取締役の交代を要求、もし体制が変わらない場合は自身が「辞める」とまで宣言した。その日の午後に岡本社長の記者会見が行われ、翌日には大崎会長と加藤が会談したが、結論はペンディングとなっている。

「加藤からすれば、大崎会長は相方・山本圭壱の復帰に尽力してくれた恩人。辞めてほしいと考えているのは、パワハラ言動が問題となった岡本社長に対してだけのようです。しかし、岡本氏を社長にしたのは大崎会長というだけに、この状況を根本から改善するためにはと、あえて両者を名指ししたとみられています」(スポーツ紙記者)

 加藤の宣言は、他局を含め多くのメディアに取り上げられたこともあり、本人としても引くに引けない状況となってしまったようだ。

「一方で『スッキリ』の前日には、諸問題の解決に向け、松本が急遽生放送に切り替えた『ワイドナショー』(フジテレビ系)に出演。その場で大崎会長の進退をめぐって『大崎さんがいなかったら僕も辞めるので』と話しました。これを受け、加藤は『スッキリ』内で、松本の発言に対して『大先輩に対して口をきくのはおこがましいですが、(中略)後輩ながら言わしていただきますけど、(大崎会長は)会社のトップなんです。みんなつらい思いをしていて、会社のトップが責任を取れない会社って、機能しているのかなと思う』とコメントしました」(テレビ局関係者)


 こうして加藤は、大崎会長の進退をめぐって「自分か松本か」どちらかが吉本を辞めなければ収拾がつかないという、究極の選択状態を作り出してしまった。

「25日放送の『とくダネ!』(同)の直撃を受けた加藤は、松本との言い分について『分かれていない。お互い会社がよくなるために言っている』としていたものの、吉本関係者のピリピリムードは増すばかり。両者の相方となる山本、また浜田雅功にしても、当然相方の退社には追随するだけに、関係者からも『ダウンタウンVS極楽とんぼ』という構図に受け止められているようです」(同)

 突然勃発した“加藤の乱”だが、誰かが辞めなければ解決を見ないこの状況は、どのように決着が着くのだろうか。

最終更新:2019/07/26 11:45
泣かせてくれよ (山本圭壱(極楽とんぼ)盤)
そして宮迫は蚊帳の外へ……