サイゾーウーマンコラム神林広恵「女性週刊誌ぶった斬り」ジャニーズをめぐる女性週刊誌の激動 コラム “噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第461回】 木村拓哉と香取慎吾が同時に「女性自身」に登場! ジャニーズをめぐる女性週刊誌の激動 2019/06/04 21:00 神林広恵 女性週刊誌ぶった斬り! 「女性自身」6月18日号(光文社)より 下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る! ウーマンラッシュアワーの村本大輔の「互いに同時に銃を降ろそうぜー、互いの国に日本人、韓国人が住んでんだから。」とのツイート。しごく正論なのに、またしても噛み付く輩が。差別が蔓延する社会にうんざり。 第461回(5/30〜6/4発売号より) 1位「田口淳之介容疑者保釈へ! “内縁妻”弁護士が明かす『人生の選択』」(「女性自身」6月18日号) 「木村拓哉 『愛娘Koki,とパリ三ツ星レストランへ』(「女性自身」6月18日号) 「巻末グラビア 香取慎吾『僕にだってもうダメだと思う時はある』(「女性自身」6月18日号) 2位「田口淳之介容疑者 ソロ活動をカゲで支えた“恩人”の存在」(「週刊女性」6月18 日号) 「山下智久 インスタグラム開設から2週間 国内外でフォロワー数は増加中! すでに“あの数字が”渡辺直美を超えた!!」(「週刊女性」6月18 日号) 「近藤真彦 スパルタ子育てが令和の五輪候補へ」(「週刊女性」6月18 日号) 「滝沢秀明 『もう一度、Jr.の時代を!!』一大イベント開催に秘めた野望」(「週刊女性」6月18 日号) 「巻末グラビア 滝沢社長の手腕が光る ついに第二のJr.黄金期が到来!?」(「週刊女性」6月18 日号) 3位「内幕Hey! Say! JUMP 『脱退』『不仲』『迷惑行為』ツアー中止の真相」(「女性セブン」6月13日号) 番外「原田龍二 糟糠妻は許しても…家訓破りに鬼父ブチ切れ現場」(「女性自身」6月18日号) 今年に入ってジャニーズ御用達雑誌をめぐる動向が話題に。「女性セブン」が嵐関連記事でジャニーズの逆鱗に触れ出入り禁止となり、一方で「週刊女性」は一部公式会見やコンサートの出入りが許され、その代わりJ担(ジャニーズ担当)を置くことに同意――。ということで、誌面にもその影響が出てきたのか、かなり不可解な状況となっている。 まずはジャニーズとの関係は変わらないが、これまでより距離を置いていると言われる「女性自身」。確かに、今週も元KAT-TUNの田口淳之介と女優の小嶺麗奈の大麻事件を取り上げ、その内容も小嶺への当てこすり的なものだ。いわく「(田口は)“マスオさん同棲”が続いていた」「(田口の)お母さんも含めた周囲の人たちは、小嶺さんにのめり込んでいく田口さんを心配し、2人の交際に反対していた」「(KAT-TUN脱退を)お母さんには何の相談もなく、さらには小嶺さんを正式に紹介されたことすらなかったそうです」――。 まあ、これまでの「自身」路線を踏襲したもので、さらには木村拓哉ネタもきっちりフォロー。10月スタートの主演ドラマのためフランス語を猛特訓中のキムタクに、英語とフランス語の堪能なKoki,がアドバイスしているというものだ。タブーだった家族ネタ、娘ネタを解禁してでも番宣に走るキムタクを、ドラマスタートの4カ月も前からバックアップする内容となっている。 だが、しかし――。巻末のカラーグラビアでは香取慎吾が登場。その内容は6月28日公開の映画『凪待ち』の撮影に密着し、香取にインタビューした様子を紹介したもの。ただし、この密着取材は昨年夏に行われたものらしい。公開に合わせて、という意味もあるが、しかし1年寝かせて様子を伺っていたのか!? ともとれるグラビア企画だ。ジャニーズにも「新しい地図」にも、という全方位での関係構築の方針。それが最近の「自身」であり、ジャニーズとの微妙な関係がうかがえる。 次のページ 「週刊女性」の掌返し 12次のページ Yahoo セブンネット On the Moon 田口淳之介写真集 関連記事 “田口淳之介&小嶺麗奈逮捕”報道から見える、ジャニーズ御用雑誌「女性自身」の恐ろしさ松田龍平、“新恋人との修羅場”記事に見る「女性自身」と「女性セブン」の食い違い華原朋美“妊娠6カ月発表の裏側”――「女性自身」から漂う“ありえない善意”中居正広の“ダンサー恋人との同棲継続”報道に見る、女性週刊誌のウェブ戦略滝沢秀明社長、ジャニーズのLDH化を目指す「父権的な志向」