サイゾーウーマンコラム神林広恵「女性週刊誌ぶった斬り」「中居正広同棲」報道のウェブ戦略 コラム “噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第457回】 中居正広の“ダンサー恋人との同棲継続”報道に見る、女性週刊誌のウェブ戦略 2019/05/07 21:00 神林広恵 女性週刊誌ぶった斬り! 「女性セブン」5月9・16日合併号(小学館) 下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る! 大型すぎるゴールデンウイークで1週お休みした本連載。しかし、10日間すべて休めた人はどのくらいいるのだろうか? フリーライターの知人たちも口々に言っていた。「社員編集者が『ゴールデンウイーク明けまでに』と締め切りを設定してきた」。長期休みの際には毎度繰り広げられる事態ではあるが、10日間、確かに長かった。 第457回(4/25〜5/7発売号より) 1位「中居正広 やっぱり離れられない!『ダンサー恋人』と10年愛撮」(「女性セブン」5月9・16日合併号) 2位「鈴木京香 長谷川博己 実父がん急逝で『老母W介護』令和婚への逡巡」(「女性自身」5月14・21合併号) 参照「長谷川博己 亡父との『不仲』と『10万円浮世絵』秘話」(「女性セブン」5月9・16日合併号) 3位「菅田将暉 福山雅治から『後継スター指名』の歓喜『令和はお前の時代に!』」(「女性自身」5月14・21合併号) ※「週刊女性」は合併号休み ゴールデンウイーク休みのため話題が少々古くなってしまったが、中居正広が2年前に熱愛を報じられた振付師兼ダンサーの女性と現在でも同棲していることを、「女性セブン」が報じている。4月中旬、中居のマンションから2人が時間差で出てきたらしい。すでに交際10年、そして同棲6年というから手慣れたものなのだろう。 そしてなるほど、と思ったのがこれを報じた「セブン」、そしてネットで配信した「NEWSポストセブン」だ。この「セブン」の交際続行記事は4月24日の「ポストセブン」で配信されているが、その2日後、ネットでの反響を伝える記事を再び「ポストセブン」に掲載した。そしてそこには「セブン」に掲載されているダンサー恋人の写真とは別の角度のショットが。そして記事のタイトルは「中居正広と交際継続の振付師女性、左手薬指に光る指輪」だ。紙媒体である「セブン」では、このことを一切触れず、記事の反響を見てWEB版で新たな情報を追加する。ポストセブンって、かなりの収益を上げているらしいが、こうした“細かい戦略”も功を奏しているのだろう。 しかも「セブン」記事を受けて、その翌日、「東スポWEB」が配信した記事には面白い指摘がなされていた。ジャニーズにいると結婚できないと思われがちだが、しかしジャニーズを辞めた新しい地図の3人はいまだ結婚していない。それはファン離れを考えてのことで、中居は今期も事務所に残留。逆に残留したから結婚が現実味を帯びている、というものだ。 なるほどね。今年2月14日号の記事「『僕たちはアンチSMAPを貫く!』活動休止全真相 二宮和也『限界超えた』直談判の夜」でジャニーズの逆鱗に触れて出禁になったと言われる「セブン」と、ずっとアンチジャニーズだった「東スポ」のワンツーフィニッシュ的な中居の熱愛記事。時代は変わる。 次のページ 鈴木京香と長谷川博己の動向をめぐる「自身」と「セブン」 12次のページ 楽天 Yahoo 中居正広という生き方 関連記事 木嶋佳苗死刑囚、三度目の獄中結婚――「佳苗さんを好きになることは、宗教を信仰することと一緒」被害者が口にしていた言葉滝沢秀明社長、ジャニーズのLDH化を目指す「父権的な志向」滝沢秀明、ジャニーズJr.300人を率いる“社長”の働き方への疑問ピエール瀧逮捕の余波――実名で報じられたリリー・フランキーの気になるコメント「JUNON」関係者が“事件”以来、初めて実名でSMAPを語る「週刊女性」の平成芸能史