コラム
角川慶子の「シロウトで保育園作りました」第182回
医師の言うことは素直に聞くのに……保育士に対して“感情的”になる保護者
2019/05/04 17:00
保育園では事務スタッフ、調理スタッフ、保育スタッフが4月に入社しました。とてもいい方ばかりで、特に今回入社した保育スタッフは、英語もネイティブ、幼保小のそれぞれの免許・資格を持っています。ところが、ある保護者が「前の〇〇先生に子どもが懐いていたので、退園したい」と言ってきました。子どもに確認したら、どうやら親が前の先生のことが好きみたいで、いまの先生に不満があるようなのです。むしろ子どもは前の先生が怖くてビクついていたのに……。よくわかりませんが、もちろん「いまの先生がいい」という意見も多く、採用に間違いはなかったなと思いました。
もちろん、スタッフをクビにするケースもありますよ。それは他のスタッフ数人からクレームが出て本人の話を聞いても園にふさわしくないと思った場合、噛まれる、大きく転ぶなどの子どもの事故の報告を私にしなかった場合です。3月末にこのようなスタッフがいたので(メインのスタッフではない)、報告しなかった日に即刻クビにしました。冷たいかもしれませんが、保育園においては子どもに関わることで報告をしないのは論外ですからね。
角川慶子(かどかわ・けいこ)
1973年、東京都生まれ。「角川春樹事務所」会長・角川春樹氏の長女。自身も元アイドルという異色の肩書きに加えて、ビジュアル系バンド好きで、元バンギャルの”鬼畜ライター”としても活躍。2011年9月に認可外保育園「駒沢の森こども園」、16年4月からは派遣ベビーシッター「森のナーサリー」、17年4月に認可外保育園「衾の森こども園」をオープンさせる。家庭では11歳の愛娘の子育てに奮闘中。
最終更新:2019/05/04 17:00