サイゾーウーマンコラム知られざる女子刑務所ライフ刑務所でインフルエンザ大流行のワケ コラム 知られざる女子刑務所ライフ58 刑務所でインフルエンザが大流行したワケ――元女囚が考えるムショの環境 2019/02/10 16:00 中野瑠美 知られざる女子刑務所ライフ ほかにもある「名古屋刑務所」の心配ごと ちなみに法務省が管轄するムショエリア(?)である「名古屋矯正管区」内の、愛知、岐阜、三重、福井、石川、富山各県のムショでは、ここまでの感染はないそうです。でも、面会だけでなく日常の消耗品や食材の納入業者、郵便や宅配便の配達まで毎日いろんな人が来るわけですから、誰かがウイルスを持ち込んだら、みんなイッキにやられるに決まってます。 ムショもお役所なので、法務省は毎秋に文書で「注意喚起」しているそうですが、マスク着用やうがい、アルコール消毒など、普通なことばっかりです。まあお年寄りや持病のある受刑者は予防接種を受けさせてもらえるそうですが、全員がやらないと意味ないと思います。 でも、これだけ感染したのは、何か理由があるんでしょうね。「ちゃんと予防してるのに……」言うたって、この感染者の多さでは、「やってない」のと同じですやん。 そもそも「名古屋市」でなく「みよし市」にあるのに、「名古屋」をカタるのもどうかと思いますし(千葉なのに「東京」をカタる施設もありますけど)、今年に入ってからも現職の刑務官が「あおり運転」で相手をはねてケガさせてパクられてますし、いろんな意味で心配なメイケイです。 中野瑠美(なかの・るみ) 1972年大阪・堺市生まれ。特技は料理。趣味はジェットスキーとゴルフ。『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)や『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)などへの出演でも注目を集める。経営するラウンジ「祭(まつり)」 ※この連載が本になりました! 『女子刑務所ライフ!』(イースト・プレス)発売中です。 前のページ12 最終更新:2019/02/10 16:00 Amazon 女子刑務所ライフ! 300人ってすごい数 関連記事 羽賀研二「激ヤセ」のワケとは? 元女囚が考えるムショの食事問題ホリエモンがいた長野刑務所に「介護スタッフ」――元女囚が考えるムショの高齢化問題 覚せい剤が取り締まり強化で「品薄」!? 元女囚が読む、シャブ業界の年末事情ゴーン前会長は独居で「洗濯ばさみの組み立て」?——元女囚が考えるエリート外国人の収監吉澤ひとみの執行猶予付き判決は想定内——元女囚が考える「3つの芸能人裁判」 次の記事 【11~20回】月経困難症マンガ >