カルチャー
[女性誌速攻レビュー]「ar」12月号
「どメス」「グジョつき」「あふれ出てる~」! 「ar」メイク企画がもたらす高揚感の正体
2018/12/01 16:00
続いては、若手俳優のグラビア企画「甘酸っぱいキミ。」。志尊淳、佐藤寛太、岡田健史、ゆうたろう(石原裕次郎のモノマネ芸人ではない方)、荒木飛羽、岩井拳士朗の6人が登場します。コンセプトは「思うだけで胸がキュンとしたり、トキめいたり、切なくなったり……。そんな、まるで甘酸っぱいレモンパイのような6人の男の子」で、それぞれがレモンパイを手にした写真になっています。
しかし、ただ1人、岩井のみ「フルーツが苦手」という理由でレモンパイを免除され、ジェラート(フレーバーは不明)を持つという特別待遇を受けていました。いくらフルーツが苦手だからって手に持って写真を撮られるくらいはできるでしょうよ、テレビの食べ歩きロケじゃないんだから、と思ってしまいますが、「ar」編集部の柔軟な対応力には頭が下がります。
岩井以外は、レモンパイを食べた感想も話しています。「思ったよりレモン」(志尊)、「レモンの風味でさっぱりしててすごくおいしい」(佐藤)、「甘くておいしい」(荒木)など、とっても素直な言葉が並びます。エモピン企画のエモ語シャワーでグジョついた頭が、すーっと浄化されていくのを感じました。
「SEXY特集号」らしさは中身からはさほど感じない今号でしたが、トータルでバランスの取れた誌面作り、あっぱれです!
(島本有紀子)
最終更新:2018/12/01 16:00