関わると危険? 女子がハマりやすいコミュニティ&ビジネスの闇

ヴィーガンは「恐怖心を煽るカルト宗教に似てる」? ネットで炎上しやすい理由とは?

2018/11/18 19:00

攻撃的な「動物の権利保護」はカルト宗教と似ている

「動物の権利保護がきっかけでヴィーガンを始めた人の中には、<肉食=悪><畜産業=悪><動物実験=悪>と考えている人が多くいます。そのため、『肉を食べる人も悪い!』という考えに陥り、早く目覚めさせてあげたいと、攻撃的になってしまうんです」

 そう語るのは、ベジタリアンやヴィーガンの食生活を紹介するサイト「パリ・スタイル」を運営する石田千恵さん。石田さんもかつて、菜食主義になろうとしたものの、あることが原因で断念した過去があるといいます。

「菜食主義には、健康的でなおかつオシャレなイメージがあったので、気軽な気持ちで始めてみようと思ったんです。ところが調べてみると、菜食主義を勧める人のブログやTwitterには、屠殺される直前の豚や、サルが縛り付けられて実験されている現場など、動物が苦しむ画像ばかりが並んでいました。それらは、見ていて気持ちのいいものではありませんでした」

 もちろん、菜食主義を勧める人が全員攻撃的なわけではありませんが、「普及のやり方に疑問を持った」という石田さんは、菜食主義を始める前に断念したのです。このような攻撃的な一面は、ヴィーガンにネガティブなイメージがつく理由の1つだと石田さんは言います。また、「動物の権利保護」が目的のヴィーガンの極端な考え方は、カルト宗教と似ている部分があるとも指摘。

「両者とも何かを“禁止”して、それに強くこだわります。そして、『守らないと、よくないことが起きる』という恐怖心をあおって普及させます。何を信じるのも個人の自由ですが、それを人に押し付ければ、嫌がられて当然です」