サイゾーウーマンカルチャーインタビューセミナーに100万円使った女性の末路 カルチャー 関わると危険? 女子がハマりやすいコミュニティ&ビジネスの闇 “キラキラ起業女子”は教祖? セミナーにハマって100万円費やした女性の末路 2018/09/12 15:00 インタビューセミナーSNS 株式会社ダブルエムの安井麻代さん 第1回『キラキラ起業女子のセミナーにハマった女』 マルチビジネス、ネットワークビジネス、キラキラセミナーなど、一見、楽しそう、儲かりそう、だけど関わらないほうがよさそうな、怪しいビジネスが世の中にはあふれています。甘い言葉に誘われて軽い気持ちで参加してみたら、すっかりハマってしまい、気づいたら多額のお金をつぎ込んでいた……。そんな危険なビジネスの実態、ハマる理由、回避法について専門家に取材しました。第一弾のテーマは『キラキラ起業女子が主催するセミナー』。後悔する前に敵を知るべし! ■3桁近くのお金を費やしたセミナー女子の末路 キラキラ起業女子ブームに伴い、急激に増え始めた「コンサルタント」や「起業カウンセラー」という職業の女性。こうした肩書を持つ女性による、得体の知れない起業セミナーや自己啓発セミナーが、ブームとともにあちこちで開催されるようになりました。 セミナーに参加するのは個人の自由だけれども、なかにはハマりすぎて想像以上の出費をしてしまう人もいるのです。西野桃子さん(建設関係・29歳)の友人A子さん(医療関係・29歳)も、その1人。 A子さんが、キラキラ起業女子が主催するセミナーに参加すると言いだしたのは、ちょうど1年前のことでした。 「SNS起業の方法を学ぶセミナーだと言っていました。A子が起業に興味があるとは知らなかったので意外でしたが、憧れの起業女子に会えるとかで、かなり喜んでましたね」 ところが、この日を境に、A子さんはセミナーに没頭していきます。単発のセミナーだけでなく、継続セミナーにも通うようになり、さらにはセミナー参加者だけが入れる特別なコミュニティにも数万円を支払って加入したといいます。 「A子はセミナーに行きだしてから、『SNS起業家になりたい』『自分にしかできない仕事で豊かになりたい』と、会うたびに言うようになりました。でも具体的に何かを始める様子でもなく、どちらかというと、セミナー生となった自分に酔っているように見えました」 A子さんの行動はエスカレートしていき、憧れの講師に近づきたいがために、講師が販売するDVDやアクセサリーを購入。さらには、無償のボランティアスタッフとして運営に参加するように。当時、桃子さんの周囲では、「A子の様子がおかしい」という話でもちきりだったそうです。主催者であるキラキラ起業女子を、まるで教祖のようにあがめるA子さんに、桃子さんも不気味さを感じていたといいます。 しかし事態は急変。周囲の心配もつかの間、数カ月もしないうちにA子さんは突如、「いろいろありましたが、いったんすべてやめました。SNSもしばらく離れます」という投稿をして、キラキラ起業活動はあっさり終息したそうです。 「セミナー通いをやめた理由をA子に聞くと、答えは単純でした。高額な出費に、生活が追いつかなくなったんだそうです。はっきりとは教えてくれませんでしたが、費やしたお金は100万円近くだったとか……。あの頃のA子は、完全に“搾取される人”でしたが、本人がいいと思っているものを周りが止めることは難しく、自発的に抜け出してくれて本当によかったと思います」 なぜA子さんは、起業セミナーに大金を費やしてしまったのでしょうか? これまで1000回以上のセミナーやイベントを主催してきた、株式会社ダブルエムの安井麻代さんに話を聞きました。 次のページ 宣伝文句が過剰なセミナーには、近づくべからず? 12次のページ Amazon セミナー・イベント主催で成功する71の秘訣 関連記事 “週末起業女子”の絶望的な現実! 経営コンサルタントが驚愕、お粗末な「セミナー」実態膣にも「ブス」がある!? “洗脳”寸前の「膣美人レッスン」を体験してみた流し目7段活用!? 迷える女を救う「大人の色気セミナー」に潜入赤羽に若い“キラキラ女子”が殺到!? ディープすぎる街で「インスタ映え」スポットを調査【元ネオヒルズ族はいま】久積篤史が「奇抜さ演じた過去」「情報商材ビジネスへの後悔」を激白