サイゾーウーマンコラム大長編ドラマ『貴乃花伝説』の新展開 コラム 今井舞の「週刊ヒトコト斬り」 大長編ドラマ『貴乃花伝説』の新たな展開 2018/10/05 21:00 週刊ヒトコト斬り 貴乃花応援会公式サイトより ――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる! ◎超長編 平和な子ども時代と、藤島部屋入門までの運命の子としての道筋を描いた「シーズン1」、若貴ブーム、宮沢りえとの婚約&破棄など怒涛の「シーズン2」、河野景子との結婚、洗脳騒動から一族不和と、スキャンダラスに耳目を集めた「シーズン3」、ケガとの闘いの末の引退、北の湖親方との絆、裏方への決意を描いた「シーズン4」、北の湖親方の急死で牙をむく日本相撲協会の魑魅魍魎との孤独な闘いを描いた「シーズン5」。……プッツン引退という最悪のバッドエンディングで終了かと思っていたら。法廷闘争という予期せぬアプローチで、協会との死闘の火蓋が落とされ、新たに「シーズン6」が唐突にスタート‼ いやー。これまで視聴率が一番良かったのは、兄弟決裂があった「シーズン3」で、直近の「シーズン5」はかなり数字が落ち込んでいたとのことだが。ちょっと盛り返しそうな予感の新シーズンである。 法廷闘争にからくも勝利し、だが協会には決定的なダメージが与えられぬまま終了する予定らしいが。たった今、文科省から相撲協会と対峙するため、政治家に転身する「シーズン7」の制作が内定したとの情報が。景子夫人との離婚はどのシーズンで描かれるかは、今のところまだ未定。 連ドラ最長記録を「シーズン18」で更新中の『科捜研の女』を追い越す勢いが期待される『真・貴乃花伝説〜数奇な狼〜』。カメラを止めるな。 ◎日本語の妙 「トランプ大統領と不倫関係にあったと主張するポルノ女優が本を出版しました」。まさかNHKのニュースから滑舌よく「ポルノ女優」という文言が聞こえてくるとは。思わず「え?」って聞き返しちゃった。 「アダルト女優」は日本独自の呼び方だし、「艶系女優」は気を使っている体を装った、劣情を喚起させるための雑誌用語だし。国民に正確に情報を伝えるのが公共放送の責務。したがって、おのずと導き出された正解は、シンプルに「ポルノ女優」。……「ポルノ女優」かぁ。久々に聞いたなぁ。声に出して読みたい日本語。日本語じゃないけど。男性アナにしかこのニュース原稿を読ませないのもご愛敬。 とにかくポルノ女優はポルノ女優。意味わからんが結論は「職業に貴賤はない」。伝わってるかこれ。 ◎灯台下暗し まさか堂々と顔出して、人とふれあいながら「日本一周自転車旅」を装っているとは。テレビ東京の新番組か。 まあ「捕まらない」というサイコパス特有の絶対的自信と、犯罪者としての嗅覚&スキルの高さゆえ成立した、稀有な逃走方法といえるんだろうが。 しかし、あそこで万引きで捕まってなかったら。本当にすっかり別人格で生き、どこかで整形なんかして、実際に自転車で日本一周して、有名人になって、人格者だと思われて、金も入って、なんだかんだで市長に当選したりして。レ・ヒダラブル。 今井舞(いまい・まい) 週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。 最終更新:2019/05/21 20:24 関連記事 Koki,の活躍によって、工藤静香が比べられる“あの家”松居一代に深くダメージを与える船越英一郎の一撃“4度目逮捕”の高橋祐也が密かに犯している重大な罪体操・速見佑斗コーチの出番が年末に来そうなワケあの騒動と重なって見える、ジャニーズ喜多川「滝沢秀明を後継者に指名」報道 次の記事 キンプリ・岸優太の“ごまかし” >